【医療経営士コラム】保健医療2035について(2016.01.25)

最終更新日:2018.06.21
【医療経営士コラム】保健医療2035について(2016.01.25)

2016年の診療報酬改定がどのようになるのか…。業界全体が4月以降の動向に興味を持つこの時期に、「保健医療2035」のセミナーを受けてきました。

保険医療2035は、昨年の夏ごろに国が発表した「20年先を見据えた保健医療システムをつくる」ための提言書です。
団塊の世代が後期高齢者となる2025年よりさらに10年後を見据えたもので、とても興味深い内容でしたので、ご紹介します。

保健医療2035は、下記の3つのビジョンを大きな軸としています。

1.リーンヘルスケア
2.ライフデザイン
3.グローバル・ヘルスリーダー

それぞれ簡単に説明します。

■リーンヘルスケア
「リーン生産方式」(無駄を省き工程を改善してトータルコストを抑える方式)のように、医療業界の無駄を省き、価値の高い保健医療システムを構築するという内容です。
現在伸び続ける医療費をどうにかしたいというビジョンですね。

■ライフデザイン
国民が健康の維持や増進のために、自らが受けるサービスを主体的に選択できるようにし、社会環境を整えるという内容です。病気を治すのではなく、健康で過ごすために様々なサービスを受けることができる社会環境を整えるということで、現在も進められている「予防」と密接に結び付きのある内容です。

■グローバル・ヘルスリーダー
感染症の封じ込めや災害時の支援など健康危機管理で国際的に貢献できる機能を強化するという内容です。

上記3つのビジョンを達成するために「パラダイムシフト」を起こそうという提言書となっています。

直近ではなく今後の日本医療が向かう大きな波を読み取れるような提言書ですので、ご興味を持たれた方は是非ご一読ください。

保健医療2035ホームページ