「認定医」は転職を有利に運べるのか -「認定医」と「専門医」    

最終更新日:2017.09.05
「認定医」は転職を有利に運べるのか -「認定医」と「専門医」    

「認定医」と「専門医」

まずは簡単に「認定医」と「専門医」の違いについて説明しましょう。

医師国家試験に合格して標榜科目を決定した後は、ほとんどの医師が学会に所属します。学会にはそれぞれの条件に応じた認定資格があり、登録医・認定医・専門医・指導医などと分類されていることが多いです。

 

認定医になるためには

標榜科目の学会に所属後、学会が定めた標榜科目での勤務時間や講習参加など学会が定める条件を満たした後、認定試験を受けるのが一般的です。

最近では、筆記試験にプラスして実技試験を実施する学会もあります。

学会によっては認定医制度を廃止していたり、「認定登録医」という呼び名があったりと違いが見られます。所属する学会のHPや資料を閲覧し、資格取得について確認しておくと安心です。

 

専門医になるためには

専門医は認定医よりもさらにレベルアップした知識や技術、経験が求められます。

現在の専門医制度は、第三者である日本専門医機構によって「新専門医制度」へと移行している途中段階にあります。

日本専門医機構では、専門医を「それぞれの診療領域における適切な教育を受けて十分な知識・経験を持ち、患者から信頼される標準的な医療を提供できる医師」と定義しています。

(引用元サイト:厚労省 新たな専門医の仕組みに関する地域説明会資料

 

現時点での専門医の資格は、学会が指定する医療機関・施設での研修を経た後、所属する学会の認定試験を受けて合格することで専門医資格を取得することができます。

2020年からは各学会が定める条件ではなく、日本専門医機構が審査する評価や試験を受けるシステムに変わるため、資格取得の難易度が上がるとも言われており、駆け込みでの専門医資格の流れも中にはあるようです。

 

転職における「認定医」と「専門医」

一般に、どの職種でもその職種に通ずる資格があれば転職は有利になりますが、医師という職種には同じ資格といってもそのレベルに大きな違いがあります。

認定医はあくまでも専門医の資格を取るための布石であり、最終目標ではないことを覚えておきましょう。

「専門医が常駐していること」は医療機関側にとって他との違いをアピールでき、患者に対して広告が出来るため、大きな強みになります。

また、専門医でないと行うことが出来ない書類処理などもあり、医療機関側から「専門医が欲しい」と提示してくるケースも多々あります。

ここで、専門医の資格を持つ医師が転職する際のメリットを紹介しましょう。

  • 交渉次第では有利な条件が導き出せる可能性もある
  • 条件の良い非公開案件も紹介してもらえる
  • 新しい職場でも医療機関の中枢として働ける
  • 専門科目の新規設立、機器の導入などにも関われる
  • 専門医としての評判が広まれば、医療機関の発展に繋がる

このように、専門医の資格は医師としてのスキルの指標・ブランドの証明になるため、転職の際にも認定医と大きな違いが出てきます。

 

「専門医」と「指導医」の資格は転職に有利?

転職の際、認定医の資格があっても専門医ほど条件を有利に運べるわけではないことがわかりました。

それでは、さらに上のレベルである「専門医」と「指導医」では、どこに違いがあるのでしょうか。

指導医は、専門医を取得後に定められた勤務年数を経て、論文や学会発表などの経験も併せ持ち、指定された講習会の参加などの条件を満たすと、認定試験を受けることができます。

医師転職の際に指導医資格がもたらすメリットを挙げました。

  • 診療科によって違いがあるが、年収が2,000万円近くの求人もある
  • 待遇や福利厚生の面でも通常とは違う、ワンランクアップの条件で交渉が可能
  • 医療機関の役員や院長候補として勤務出来る
  • 指導医が常駐することで研修施設に認定され、医療機関の発展に貢献できる
  • 指導医がいる医療機関は将来的に保険点数が挙がる可能性がある

指導医は、医師が資格を目指す際の最終的な目標と言っても良いでしょう。ただし、専門医や指導医の資格を取れば終了ではありません。

日々進歩する医療の技術を習得し、動向を踏まえ、医師として精進していく心構えも必要です。

 

専門医資格が取得できる医療機関への転職

ここまで、認定医や専門医、指導医の違いについてお話してきました。

認定医資格を取得したのであれば、次はスキルアップして専門医の資格取得を目指すことをおすすめします。

専門医資格の取得は指定された医療機関で勤務することで取得条件を満たす必要があります。

医師転職エージェントサイトの求人情報を見てみると、「専門医の資格取得可」と表示されている案件が多数あります。

指定された専門医の研修施設は症例数が多く、指導体制が整っているため、専門医資格取得の必要な症例数を満たすことが出来るでしょう。

以下に求人の一例を挙げましたので参考になさってください。

自身1人で専門医の研修施設を探すのは労力が必要ですが、転職エージェントの求人情報を活用すれば、専門医の資格を得る機会も好条件で巡ってきます。

もちろん、認定医を募集している求人も多数あります。その他、医療機関ごとの違いなど、気になる点は積極的に専門のスタッフに質問してみましょう。

また、公開求人のみでなく、専門医資格を取得できる非公開求人は多くございます。新専門医制度施行前の専門医資格取得をお考えの医師の方はぜひ転職エージェントにご相談してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントの利用は無料ですので、この機会にぜひご登録ください。

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