緩和ケアにご興味がある医師へ|緩和ケアの求人ご紹介致します

最終更新日:2017.09.06
緩和ケアにご興味がある医師へ|緩和ケアの求人ご紹介致します

緩和ケア医の仕事って何?

緩和ケアは、治療を受ける患者またはその家族の肉体的・精神的苦痛を緩和し、患者のQOL(生活の質)向上を目的とする医療分野になります。

WHO(世界保健機構)は2002年に緩和ケアについて次のように定義しています。

“緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフを改善するためのアプローチである。”

(引用サイト:公益財団法人 日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団

緩和ケアは生命の危険がある疾患において重要な分野と位置付けられており、がん治療であれば、延命を目指す化学療法・放射線療法による苦痛な合併症についても理解を深め、管理し、可能な限り痛みを取り除くことも緩和ケアに含まれます。

現在日本の緩和ケア病棟は、日本全国で213施設・4,230床あります。

ホスピス・緩和ケア病棟で提供されている緩和ケアの対象となるのは、

“主として末期の悪性腫瘍(がん)の患者または後天性免疫不全症候群(AIDS)に罹患している患者”

(引用サイト:公益財団法人 日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団

とされており、いわゆる末期症状の患者が多く該当しています。

しかし、ホスピス以外の場所では必ずしも末期患者に限定しているわけではありません。

例えば、一般病棟の緩和支援ケアや、あまりまだ普及していませんが、緩和ケアのデイケアなどがあります

2006年6月に成立した「がん対策基本法」によりますと、

“がん患者の状況に応じた疼痛等の緩和を目的とする医療が早期から適切に行われるべき”

(引用サイト:衆議院 がん対策基本法案

とあるため、それが行われるために今後、緩和ケアの対象は末期症状の患者のみでなく様々な状況の患者に対して行われていくことが考えられます。

 

緩和ケア医になるためには?

昨今、緩和ケアを取り巻く医師の働く環境が変化しつつあります。

「がん対策推進基本計画」(平成24年6月閣議決定)ではがん診療に携わる全ての医師が緩和ケア研修を修了することを目標としています。

このことから、2016年度よりがん治療認定医の申請資格として、「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針」に準拠した緩和ケア研修会を修了することが「がん治療認定医」の申請要件となりました。

また、日本緩和医療学会が認定する専門医資格「緩和医療専門医」があります。

これに関しては、緩和ケア施設で働いているドクターで専門医資格を既に取得しているドクターもいれば、まだ専門医資格を取得していないが、これから専門医資格の取得を目指すというドクターもいます。

一方で、現在働いているが、今後専門医資格の取得を目指す予定もない医師もいますので、専門医でなければ緩和ケア施設で勤務できないということはありません。

スキル面で見ると、疼痛管理や心のケアを行うことから麻酔科医や精神科出身の医師に有利であると考えられますが、がん治療に直接関わる機会が多かった外科や内科の出身者も多いようです。

まだまだ専門医の少ない領域のため、緩和ケア未経験の医師でも緩和ケアに興味があれば、積極的に採用するという方針の医療機関も多いです。

弊社サービスサイト「Dr.転職なび」に掲載されている緩和ケアの求人を見てみると、年収2,000万円を上限とする求人が多く、最低年収を1,500万円とする求人も中にはあります。

しかし、最先端の医療技術が求められる事が少なく、症例数を稼ぐことが出来ないため、年齢が若い医師からは不人気で、看取りをする事が多い事からもあまり人気がないようです。

そのため緩和ケア医自体が少ないという現状と高齢化社会が進んでいるという二つの理由から、緩和ケア医は非常に重宝されるため、高年収でも獲得したいといったニーズが医療機関側にはあるようです。

必要なのは高度な医療技術ではなく、患者の痛みに対するニーズをきちんと把握し、実行することと、どうしても看取りをすることが多い為、強い精神力が必要かもしれません。

 

緩和ケア医の転職のコツ、教えちゃいます【求人情報ご紹介】

緩和ケア医の求人は他診療科と比較すると非常に少ないですが、ないわけではありません。

医療機関側も緩和ケア医を欲しているのが現状のため、緩和ケア医の転職は難しくはないでしょう。

ただ、精神的負担が少ないわけではないので、年収UPのみを目的とする方には合わない可能性があります。

以下に弊社サービスサイト「Dr.転職なび」の緩和ケア科の求人をご紹介致します。

これらの公開求人のみでなく、緩和ケアの非公開求人も多数取り揃えておりますので、まずはお気軽に弊社エージェントにお問合せ下さい。

緩和ケアでは患者さんの肉体的な痛みだけではなく、精神的なサポート・場合によっては家族へのメンタルフォローも必要になってきます。

日本の現状では末期症状の方が多いため最期の時をその人らしく満足に迎えられるように緩和ケアチームがサポートしていくことが主な勤務内容になり、そのトップに立つのが緩和ケア施設の医師です。

患者さん自身が残りの時間に何を望むかを考えながら接していきますので、精神面のフォローがしっかりできる方でないと勤まらない可能性があります。

また、一般病棟での患者さんとの関わり方とも大きく変わってくると考えられます。

平均在院日数も40日を超え、患者一人一人とじっくり向き合う事になる為、緩和ケア担当医の精神的負担はないとは言い切れないでしょう。

一般的に、緩和ケア医師の求人数はあまり多くないです。

注目度の高い領域ではありますが、まだまだ緩和ケア病棟を置く医療機関が少なく、どこの医療機関も募集しているという状況ではありません。

とはいえ、国を挙げて緩和ケア病棟の増加を進めているので、今後は徐々に求人数が増えていくことが予想されます。

求人を選ぶ際に気をつけるべきことは、病院によって緩和ケアに対する考え方がそれぞれ違うという事であります。

そのため、求人を出している病院の緩和ケアに対する考え方が自身と一致しているかどうかを事前にしっかりと確認しておくと良いと思います。

考え方に共感できないまま勤務を続けていくことは難しく、自身に精神的負担をかけてしまう事になるかもしれません。

また、緩和ケアはチーム体制での連携が非常に重要ですので、こちらのチーム構成についても予め確認しておき、緩和ケアに対するチームメンバーとの考え方と自信の考え方をすり合わせる事が出来るか判断するのが望ましいといえるでしょう。

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