常勤の腎臓内科医が転職する際に知っておくべき事

最終更新日:2017.09.05
常勤の腎臓内科医が転職する際に知っておくべき事

腎臓内科医のキャリアパス・転職動向

腎不全や腎炎の治療、腎臓病全般に対して診療を行うのが腎臓内科の主な仕事内容です。

腎臓に何かしらの疾患を持つ患者数が増加している事と、生活習慣病である糖尿病の患者数の増加の影響もあり、腎臓内科医師のニーズは全国的に高まっています。

腎臓内科の主な勤務地は人工透析施設を持つ総合病院・地域の中核病院・透析クリニックなど多岐に渡ります。

厚生労働省の調査によると、2014年の腎臓内科の医師数は3,929人でした。

全国の医師総数に対して腎臓内科の医師数の割合は1.3%となり、非常に医師数が少ない診療科であると言えるでしょう。

また、腎臓内科医の平均年齢は42.8歳である事からで比較的若い医師が多い診療科であるとも言えるでしょう。

腎臓内科医は上述したように総合病院やある程度の施設が整う地域の中核病院など勤務医として働くのが主なキャリアプランとなります。

ゆえに腎臓内科が開業を考えるのはなかなか難しいと言われています。

透析導入の経験や透析管理の経験があれば、透析クリニックとして開業するケースも考えられますが、比較的新しい診療科であるがゆえに明確なキャリアパスが見えづらい診療科とも言えるかもしれません。

生活習慣病の患者数の増加の影響で腎臓内科医のニーズが高まっている事から、腎臓内科医の新たなキャリアを切り開いていけるように考えねばならない時期に来ているのかもしれません。

 

腎臓内科医の平均年収は?

医師向け転職サイトにある腎臓内科医師の求人のいくつかを比較すると、透析医療に従事するかどうかで年収に差が表れるようです。

もちろん当直などが勤務内容に含まれると思いますが、腎臓内科医としての勤務に加えて透析医療に従事するとなると年収が2,000万円以上になることはさほど難しくないようです。

それだけ透析医療のニーズが高いという事が分かります。

東京都内であれば勤務日数が少ない場合や当直がない場合などで年収1,000万円〜2,000万円程度を提示する求人もあり、様々な条件の求人があるようです。

もちろん、臨床経験年数によっても年収は変動します。

非常に医師数が少ない診療科であるので、臨床経験が豊富なベテラン医師はとても優遇される傾向があるようです。

この事から年収面で腎臓内科医は安定していると言えるのではないでしょうか。

 

これからの腎臓内科医に求められるスキル

腎臓内科は腎臓病および腎臓に付随する疾患に治療を目的とする診療科であるので、腎臓に関する「深く狭い」知識が必須であります。

腎臓内科を受診される患者の年齢層は非常に幅が広く、検尿異常の5歳〜6歳程度の子供もいれば、健康診断で異常が見つかった30代〜50代の方、透析医療が必要な高齢者の方もいます。

腎臓疾患に男女差は特に認められておらず、中には妊婦高血圧が原因で腎臓を悪くしてしまった妊婦の方が受診することもあるようです。

このように幅広い年齢層の患者に対応出来るスキルの取得が今後必要になると言えるでしょう。

また、腎臓は一度機能が低下すると残念ながら回復することは稀なため、長期にわたり患者の腎機能障害を診察し続けるという心構えが必要でであると言えるでしょう。

透析施設を併設している場合、特に透析業務で前述の心構えが必要になるのではないでしょうか。

そのため、人工透析医としてのスキルも今後必要になると言えるでしょう。

腎臓病の診療面では慢性腎臓病(CKD)の概念が生まれてから腎臓内科の診療方法は変わったと言われています。

日本の腎臓内科は慢性糸球腎炎やネフローゼなど腎臓固有の疾患を診察する医療から腎臓の働きを表すGFRという指標が一定値を下回ると腎機能の低下を示す慢性腎臓病(CKD)という概念を中心に考える診療方法に変わってきています。

そのため、軽度の腎障害でも見逃さずに早期で治療に着手することができるようになり、腎臓病と関連が深い脳梗塞・心筋梗塞などを未然に防ぐことができるようなりました。

腎臓内科医としての診療スキルの向上はもちろん大切なことではありますが、腎臓病は心筋梗塞や脳梗塞と非常に関連が深い危険な病気であるという認識を患者へ伝えていくというのも必要なことなのかもしれません。

この事から腎臓内科医は患者の腎機能の低下を未然に防ぐ事で人工透析導入の抑制、心筋梗塞や脳梗塞の発症を未然に防ぐ事が出来る、防波堤のような役割を持つ医師なのかもしれません。

 

腎臓内科の転職でのオススメ求人

腎臓内科医は主に慢性腎炎やネフローゼ症候群など腎臓病の診療を専門にする診療科ですので、高い専門性が要求されます。

ゆえに転職の際、シャント造設などの外科的スキルを持っているとスムーズに転職できると言われており、好条件の求人が見つかる傾向にあるようです。

そして腎臓内科は医師数が少ないものの、そのニーズは非常に高く、常勤・非常勤ともに人材が不足しがちな傾向がありようです。

求人が沢山あるものの、医療機関によって行う診療がさまざまであるというのも腎臓内科の特徴であると言えるでしょう。

そんな中で転職を考える際、自身の希望に沿った求人を一人で見つけることは非常に困難であると言えるでしょう。

どのような方法・方針で転職活動をすれば良いのか分からない、何が自身のキャリアアップに繋がるのか分からないという方もいらっしゃると思います。

そのような場合、一度医師向け転職支援サービスへの登録し、専任エージェントに相談してみると良い転職へのヒントを得られるかもしれません。

医療業界の転職のプロに相談する事で、通常では知る事の出来ない独自発掘の非公開求人を知る事ができ、希望に近い求人を見つける事ができるかもしれません。

医師向け転職支援サービスは無料で利用する事ができるため、なんとなく転職を考えているといった場合でも、気楽に利用・相談してみてはいかがでしょうか。

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