常勤の精神科医が転職する際に知っておくべき事

最終更新日:2017.09.06
常勤の精神科医が転職する際に知っておくべき事

学生の間はいじめや受験戦争のストレス、社会人になってからは満員電車や中間管理職の板挟みによるストレス、家庭と仕事の両立、労働時間の長さ、子育てなど、現代社会で生きていく中で様々なストレスが介在しており、現代社会では多くの人がストレスを抱えながら日々を過ごしていると思います。

それら心的負担が原因となった「こころの病」を患う人が年々増加しています。そんな「こころの病」を診療する役目を持つのが精神科医です。

今回はそんな精神科医が転職する際に知っておくべき事をご紹介していきます。

精神科医のキャリアパス・転職動向

精神科医は全医師数の内、約5%を占め、医師数が年々増加してきている人気の高い診療科です。

精神科医も他医師と同じように、医学部卒業後、前期・後期の研修を経て、初めて精神科医となることができます。

精神科と心療内科の違いですが、精神科は「こころの病」が原因で起きた、内科的な原因のない症状を診療します。

例えば、「いじめが辛くて学校に行きたくない。学校に行く時間になると胃が痛くなるが、実際に胃を診てみると何も内科的な症状がない」というような場合を指します。

この場合、胃が痛い状況を改善するには内科的な診療は必要なく、精神的な治療が必要となります。これが精神科医のお仕事です。

対して心療内科医は「いじめが辛くて学校に行きたくない。学校に行く時間になると胃が痛くなる。実際に胃を診てみると胃潰瘍になっているため、薬で潰瘍を治療していきながら、こころの原因も一緒に改善する」という診療を行います。

患者さんにとっては胃が痛いという症状は一緒なため、精神科医であっても原因が内科の分野なのかどうか判別でき、内科の分野も一緒に診療できるようになると、患者にとっても、病院をたらい回しさせられることもなく、とても重宝される医師になるはずです。

 

精神科医の平均年収は?

引用サイトによると、精神科医の平均年収は約1300万円のようです。精神保健指定医資格を持っていれば、さらにベースをアップすることも可能です。

精神保健指定医資格とは精神保健福祉法第18~19条の6に定められている医師の資格の一つで、“人権上適切な配慮を必要とする精神科医療において患者の人権を擁護する精神医療において、患者の人権を擁護する上で一定の資質を備えた医師” と認められる資格となります。(引用元URL:久喜すずのき病院 精神保健指定医とは?

資格の取得するための条件として、5年以上の医療実務経験(そのうち3年は精神科での実務経験である必要がある)および厚生労働省が定める精神科の臨床経験があります。

以前、精神保健指定医資格を取得していない医師が資格を持っていなければ行ってはならない医療行為を行ったというニュースは医師であれば知っている方も多いと思います。

これにより精神保健指定医資格は多くの人に広く知れ渡り、精神科医のキャリアパスや、転職では非常に重要な資格となったと言えるでしょう。

他診療科の医師が精神科に転科しようと考えている方も多いと思いますが、まずは現在の診療科で臨床経験年数を積みながら、精神保健指定医資格の取得を目指すことから始めた方が良いかもしれません。

各医療機関の規模に合わせて、精神科の配置の基準が設けられているため、精神保健指定医資格を持っている人がその病院にいなければ存続が難しくなるため、現在非常に求められている資格として知られています。

 

これからの精神科医に求められるスキル

今後もストレス社会が継続する上、少子高齢化の影響により1人1人にかかる介護の負担は大きくなるでしょう。その結果、より一層精神科にかかる患者が増加する事になるでしょう。

また、発達障害や女性の育児ストレスなどでの来院もあるため、育児経験のある女性の精神科医は特に重宝される傾向があるようです。

育児の先輩としてアドバイスできることや、精神科医の観点から見た診療など多方面から伝えることができ、患者や患者の保護者に安心感を与えることができるためであると考えられます。

また、内科的な症状かどうかを判断するのも精神科には必要なことのため、内科医が精神科に転科する場合、非常にキャリアパスが描きやすくなると言えるでしょう。

たくさんの内科症例に携わってきた医師は精神科での診療の際に対応できる幅が広がるため、内科医からの転科も珍しくありません。

精神科での転職を有利に進めることができる可能性が高いため、将来を見越して内科での研鑽を積んでから精神科医になるのもオススメです。

 

精神科の転職でのオススメ求人

    特に中規模都市部を中心とした医院やクリニックの開業が増えている精神科。

開業だけではなく様々な病院でも求人募集を掲載していることから、まだまだ精神科医のニーズは高まっていくことが予想されます。

転職を考える際、自身の希望に沿った求人を一人で見つけることは非常に困難であると言えるでしょう。

どのような方法・方針で転職活動をすれば良いのか分からない、何が自身のキャリアアップに繋がるのか分からないという方もいらっしゃると思います。

そのような場合、一度医師向け転職支援サービスへの登録し、専任エージェントに相談してみると良い転職へのヒントを得られるかもしれません。

医療業界の転職のプロに相談する事で、通常では知る事の出来ない独自発掘の非公開求人を知る事ができ、希望に近い求人を見つける事ができるかもしれません。

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