常勤の心療内科医が転職する際に知っておくべき事

最終更新日:2017.09.06
常勤の心療内科医が転職する際に知っておくべき事

ストレス社会と言われる現代では、「からだの病」とは別に「こころの病」を抱える人が年々増加しています。

そんな「こころの病」を扱うのが心療内科医と精神科医です。その影響からか、心療内科医と精神科医は年々増加しており、医師にも人気な診療科と言えるでしょう。

労働環境や生活環境の変化に影響などで通院する人々が増え、近年では一般的になりつつあります。

心療内科医の割合は全体の医師数の内、0.3%にあたり、全体数に比べると医師数がまだまだ少ない診療科の医師です。今回はそんな「こころの病」に苦しむ人を救う、心療内科医の転職についてご紹介します。 

心療内科医のキャリアパス・転職動向

心療内科医も他の医師と同じように、医学部を卒業して、2年間の初期臨床研修を行います。その研修中には様々な科目(外科、内科、小児科など含め他の科目)を経験することになります。

産婦人科、外科、各内科などを1、2ヶ月ごとにローテーションし、研修を行っていきます。その後、初期臨床研修を終えてから、自分が行くべき専門科目を決め専門科目での研修がスタートします。

後期研修医として3年の研修を終えると内科認定医という資格を獲得します。その後、さらに専門科目の研修を行い、7年が経過すると、内科の中の細分化した各専門医資格を獲得します。

内科の専門科目には心療内科、一般内科、神経内科、消化器内科、呼吸器内科、腎臓内科、循環器内科などがあります。

心療内科医の場合、初期研修を終えて専門科目として心療内科を選び、心療内科での研修を通してさらに専門性を深めることで心療内科医としてのキャリアがスタートします。

後期研修修了後、自身で医療機関を選択する必要があります。医療機関によって心療内科医としての勤務内容は変わるため、実際に心療内科医で何がしたいのか、それを実現できる環境にあるかどうかをきちんと判断する事が必要と言えるでしょう。

 

心療内科医の平均年収は?

心療内科医は精神科医と変わらず、平均年収は1300万円程度と言われています。

しかし、年収1800万円~2000万円程度を提示している求人も多く、平均年収よりも多く収入を得ることも出来る可能性をあるようです。

ハードワークでも良いので年収を上げたいという方は夜間や休日の診療も行っている病院に勤めることがオススメです。その場合はシフト制で働く形になります。

できれば日勤のみで働くことが希望の方は、ベッド数が少ない、もしくは入院受け入れをしていないクリニックなどであれば、その働き方を実現することができるかもしれません。

 

これからの心療内科医に求められるスキル

心療内科医にこれから求められるスキルは、「こころの病」を原因として、どのような症状が出ており、それは何を解決すれば起こらなくなるのかを特定することです。

心療内科医は「こころの病」を原因として、体に内科的な症状が出ている患者を診療するのが仕事です。対して精神科医は「こころの病」を原因として、内科的な症状が出ていないけれども痛みが生じるなどの状態を改善するために診療するのが仕事です。

つまり、心療内科医は内科の診療にも長けていなければできない仕事です。

その違いはあまり認識されておらず、実際体に内科的な症状が出ていないけれども心療内科に来る患者さんもいれば、その逆もあります。

医師にとって「精神科」と「心療内科」は違う分野ですが、患者にとっては同じ「こころの病」から来る症状なので、今後心療内科に求められるのは精神科としての役割と心療内科の役割両方を兼ね備える事なのではないでしょうか。

いずれにしても、このような「こころの病」を訴える患者さんは急増しているため、心療内科医は不足している状態です。

医師不足は簡単には解消しないので、内科的症状があるものとないものをきちんと判断し、精神科と協力し、少しでも多くの患者を診察することが直近の課題であると言えるでしょう。

心療内科医は精神的な問題で起こる疾患に対しても、風邪などと同じように対応する必要があるため、「こころの病」の原因特定と改善方法、そして内科的な症状の原因特定と治療を多く経験し、内科の知識を豊富に持つ医師が重宝されるようになるでしょう。

そのため、診療内科医として高年収を得たいのであれば、内科的症例を多く経験出来る医療機関で自己研鑽に励むことが一番の近道なのかもしれません。

 

心療内科の転職でのオススメ求人

心療内科の医師不足という現状から、内科医から転科する医師も多くいるようです。内科を経験した後、精神科へ転科、二つの知識を合わせて心療内科へ転科するのが最も確実であると言えるでしょう。

実際に転職を考える際、自身の希望に沿った求人を一人で見つけることは非常に困難であると言えるでしょう。

どのような方法・方針で転職活動をすれば良いのか分からない、何が自身のキャリアアップに繋がるのか分からないという方もいらっしゃると思います。

そのような場合、一度医師向け転職支援サービスへの登録し、専任エージェントに相談してみると良い転職へのヒントを得られるかもしれません。

医療業界の転職のプロに相談する事で、通常では知る事の出来ない独自発掘の非公開求人を知る事ができ、希望に近い求人を見つける事ができるかもしれません。

医師向け転職支援サービスは無料で利用する事ができるため、なんとなく転職を考えているといった場合でも、気楽に利用・相談してみてはいかがでしょうか。

今後のキャリアプランでお悩みのあなたに
気軽にキャリアのご相談してみませんか?

気軽に医師キャリアの相談をしてみる▼