仕事と家庭、両立できる?医師が知るべき5つのコト

最終更新日:2017.09.13
仕事と家庭、両立できる?医師が知るべき5つのコト

医師として多忙な毎日を送る中、ふと「このままでよいのか?」と立ち止まる時がありませんか?

「家族とのふれあいが満足にできない」「子育てに全く関わっていない」など、家庭を気にしながらも仕事量が多いためになかなか行動に移せない医師も多いことでしょう。

今回は、結婚や出産などをきっかけに家庭を大切にしたいと考え始めた医師に向けて、仕事と家庭の両立の実際や、なぜ医師はここまで多忙なのか、仕事と家庭の両立のポイントと対策について考えました。

仕事と家庭の両立、出来てる?

世の中の医師は、仕事と家庭の両立が出来ているのか気になるところです。

ほとんどの医師が【両立したいけど、忙しくて出来ない】と感じていると思います。

ある調査によると、医師の考える理想のバランスとしては仕事が7割・家庭が3割ですが、実際には仕事が9割となってしまっているようです。

診療科によって忙しさは異なりますが、激務である科に所属している医師ほど「やりがいがあるから働いている」傾向が強くなります。

しかし、激務ゆえに家庭での時間をきちんと取る事が出来ず、家庭内でトラブルになってしまうケースも少なくありません。

また、夫婦共に医療に従事する家庭では、子どもの相手や学校行事、家事などをすべて母親が担当している家庭が多く、「夫は帰宅しても何もしない」「気が向いた時だけ子どもと遊ぶ」などという不満も聞かれ、共働きでも妻側に負担がかかっていることがわかります。

さらに、妻は夫の仕事が忙しいとわかっていながらも「どうしていつも仕事優先なの?」「母子家庭状態」という不満が多く、「もしかして浮気をしているのでは?」とあらぬ誤解を抱く場合もあります。夫としては「もっと家庭を顧みなければ」と反省しながらも、多忙なために実行できないということも考えられるでしょう。

欧米の医師の家庭は、生活水準が日本とさほど変わらないものの、家族との時間がゆっくりと流れ生活にゆとりがあると言われます。日本の医療の現場が見直されることなく、このまま医師のブラックな労働環境が続けば、医療崩壊だけでなく家庭崩壊のダブルパンチに見舞われると警鐘を鳴らす意見も聞かれます。

それでは、「仕事も頑張るが、家庭も大事にしたい」と考え始めた医師はどのようにすればよいのでしょうか。以下の項目で、医師の仕事と家庭のバランスについての対策を具体的に考えてみます。

 

まずは、忙しい原因を考えましょう

診療科目や雇用形態によって忙しさは異なりますが、一般的に医師が忙しい原因として考えられる内容をピックアップしました。

 

勤務地

定期非常勤の医師に多いのが、勤務地の問題。医師偏在の問題から地方の医療機関は定期非常勤で医師を雇用し、運営している場合が少なくありません。

このように地方の医療機関に1時間近くかけて通勤している医師は少なくなく、長い通勤時間は少なからず負担となるでしょう。

同時にどうしても家族と過ごす時間を圧迫する要因の一つとなってしまうでしょう。

 

残業【時間外労働】

高齢化社会の影響から、高齢患者の診察数が増えています。

もちろん、外来だけでなくその他の事務作業や後輩医師の教育など、医師一人に課せられる業務量は一般社会人と比較するとやはり多いでしょう。

早朝の仕事

早朝に出勤し、俗に言う「前残業」を行っている医師も多いのではないでしょうか。若い医師はカルテのチェックなどの準備、病棟がある場合は朝の回診等、早朝の仕事も忙しい原因の1つと考えられます。

 

当直や呼び出し

当直業務が必要な診療科で、一月あたりの当直件数が多く設定されている時には負担が大きくなります。また、医療機関によってはオンコールで病院に戻るまでの時間を厳しく指定されているところもあります。

 

職場の医師不足

医師偏在や医師不足が影響し、医師1人当たりの業務量が多いことも挙げられます。医師の労働時間は他の業種に比べて長いため、早急に改善する必要性があります。激務が原因でうつ病などを患う医師もいます。

 

キャリア

若い医師は多くの症例数を経験する必要があり、特に専門医などの資格取得のためには日々の研鑽が欠かせません。また、学会や研究会、勉強会などの参加も組み込めば、かなりのハードスケジュールになります。

 

休日

医師不足の現場では、そもそも休日を充分に取れているかが問題です。激務で疲れていれば、久々の休みは家庭のためにというのも難しいでしょう。また、年収アップを見込んで休日に他の医療機関のアルバイトを入れている医師もいます。

 

開業医の場合

勤務医と異なり、開業医は医療業務以外の仕事も増えます。地域の仕事や講演会、経営やお金に関する勉強など、他の方面での繋がりもあります。状況によっては妻が仕事を手伝うこともあり、むしろ勤務医より忙しいと考えられます。

両立のカギは【時間】

医師が忙しい原因を見てきましたが、通勤時間をはじめ、医師不足による激務、残業、勉強会など、当てはまる原因は1つではないかもしれません。

心身共に疲労がたまっていては、家庭を大切にする余裕もなくなってしまいます。少しでも状況を改善し、仕事と家庭を両立するには「時間」の使い方がポイントになります。

医師としてのキャリアアップも図りながら家庭も大切にしたいと考え始めた時には、まず「働く時間」を見直してみてはいかがでしょうか。

 

家庭と両立するための解決策はこれ!

ここまで、仕事と家庭の両立の実際や、医師が多忙な理由と改善のポイントについてご紹介してきました。これらの内容を踏まえて、医師としての働き方を改めて考えてみましょう。

まずは少しでも勤務時間を減らせるよう、時間外労働の分を見直す必要があります。さらに、安定した休日を得られるようにすれば、家庭に関われる時間が必然的に増えます。また、急性期や都心部の医療機関は多忙が当たり前であることを理解しなければなりません。

状況が許せば、転職も視野に入れることが必要になります。若い医師であれば長いスパンで考え、転科をするという選択もあるでしょう。

いずれにしても、状況を変えるには自ら動き出さなければなりません。「仕事も頑張るが、家庭も大事にしたい」と考え始めた時がチャンスです。現在の働き方に関しての質問や解決策など、お気軽に転職エージェントまでご相談ください。

そして、家庭を大切にしたいとお考えになった時には、奥様に対しての「ねぎらいの言葉かけ」もぜひオススメします!

きちんとワークライフバランスを重視出来ていますか?

医師のQOLにお悩みの方はこちら▼