オンコールが辛い…手当が出ない事も?オンコール体制の実態

最終更新日:2017.09.04
オンコールが辛い…手当が出ない事も?オンコール体制の実態

医療現場で良く使われるオンコールという言葉。あなたはそのシステムについてご存じでしょうか。

「当直と夜勤とオンコールの違いがわからない!」という方もいるかと思いますので詳しくご説明します。

オンコールってなに?当直とどう違うの?

医療現場で良く使われるオンコールという言葉。あなたはそのシステムについてご存じでしょうか。

「当直と夜勤とオンコールの違いがわからない!」という方もいるかと思いますので詳しくご説明します。

オンコールとは、病院や介護施設等の医療の現場で採用されている勤務体系で、勤務先の医療機関から連絡があればすぐに出勤しなければならないという自宅待機の状態を指します。

急患があった場合の対応をするためにこのシステムが導入されています。

夜勤や当直等の勤務では、通常日勤よりも病院内の医療従事者の数が少なくなっているため、緊急オペになった場合、その人員体制では対応することができません。

そのためにオンコール当番というのが存在しているのです。

夜勤は日勤と同じく、休憩時間以外は労働時間、当直の場合は休憩時間であっても労働時間に含めるという勤務体系です。

一方オンコールは自宅待機ですから、就寝していても入浴している時も携帯電話などの電子機器をすぐに取れる状態にしておくことが必要です。

病院によってルールが違っていたりしますが、30分以内に病院に到着すること、飲酒しないこと、などのルールが決められているケースが多いようです。

患者さんが急変した場合に対応するスタッフですから、このようなルールがあるのも当然に感じますが、オンコールは実際に病院で勤務しない限り、労働時間とみなされないケースが多いのです。

しかし、心理的な負担があることを考えると、それ相応の手当が出ることを期待する医師が多いのも当然といえるでしょう。

 

オンコール手当が出ない!?

勤めている医療機関により異なりますが、オンコール手当として1回につき数千円から数万円程度を支給している場合もあれば、全く手当がない場合もあります。

このように「完全な休みとは違って緊張感をキープしなければならないのに、手当が割に合わない」、オンコールでの対応は様々なので「手当が出ないケースも存在する」、あるいは「そもそも手当がない」ことで医師が不満を感じている場合も多くあります。

また、経験が浅い医師の場合はオンコール担当になることが多く、呼び出しがない医師と1回につき数千円しか変わらない給与だとすると、不満が出るのも当然です。

 

オンコールが医師に与える負担

オンコールの担当をする場合、出勤はしないまでも電話がしょっちゅうかかってきて、まったく寝ることができないという状況や、オンコールで出勤してそのまま日勤に突入するケースなどもあり、当直と同じように夜通し働きっぱなしの場合もあります。

徹夜でプレッシャーのかかる急患対応をし続けた後に朝から通常業務をこなさなければならないとなると、急患が多いときの当直と変わらないような激しい勤務になります。

それで数千円程度しか変わらないとなると、数千円~数万円払ってでもゆっくり休ませて欲しいというのが医師の本音かと思います。しかし、このオンコール体制がなければ、急患が発生してもオペができないという状態にすぐ陥ってしまうのが現状です。

このような厳しい勤務になることが医師に対して与える負担は計り知れません。

 

オンコールが嫌な医師へ

オンコール体制が敷かれている病院と、まったくない病院では、かなり働きやすさが異なります。

また、オンコール体制を敷いていてもその頻度が病院によって全く違うため、働く前によく調べておくことが重要です。

一般的にオンコール手当が高い所(1回につき数万円などを支払っている医療機関)はオンコール担当になる頻度が高い可能性があります。

転職エージェントなどで詳しくヒアリングし、オンコール頻度や持ち回りの人数などを確認しておくことがとても大切です。

ワークライフバランスを取りながら臨床医として働き続ける場合は、このオンコール体制、当直の頻度などによって家族との時間や自分の時間、休養する時間が取れるかどうかが決まってきます。自分の健康を守るためにもぜひよく調べて、納得できる勤務体系で働けるようにしておきましょう。

きちんとワークライフバランスを重視出来ていますか?

医師のQOLにお悩みの方はこちら▼