医師の定年前後のキャリアパス~定年はいくつ?

最終更新日:2018.06.20
医師の定年前後のキャリアパス~定年はいくつ?

医師の定年っていくつ?

医師には定年退職制度がある場合とない場合があり、医療機関によって違います。

国立・県立などの病院や、公営の医療団体などで公務員として勤務している医師は、65歳が定年と決まっており、退職金は約3,000万円で、福利厚生も充実しています。

公務員の医師は定年退職後、再就職する場合は再雇用ではなく、定年の延長とすることを法律で定められています。定年退職後に再就職した場合、定年前の年収の70%の年収が保証されており、5年間勤務したら5年分の退職金を得ることが出来ます。

また、公務員の医師は定年退職後、民間の医師になる事もできるため、公務員の医師には定年後のメリットが多いです。

最近では、勤務時間を厳守している国公立の病院が増えてきているため、勤務にも余裕があります。一方で、国公立の病院が抱えきらない患者が民間病院に流れるため、民間病院の患者数が増え、激務になる傾向にあります。

民間の病院の定年制度はさまざまで、定年制度を採用している病院もありますが、中には定年制度を明確に定めていない病院もあるようです。民間の病院では長年勤め実績を積んできた医師に関しては院長や役員などポストを変えて定年後も引き続き病院に携わるケースがあります。

もちろん、開業医や非常勤の医師には定年がないため、年齢に関係なくいくつまでも働くことができます。 

定年前から定年後までの医師のキャリアパス

定年を迎えた医師には、その後も現役医師として活躍できるさまざまな場があります。

例えば、定年後にクリニックを開業したり、経験・経歴を生かして非常勤として働いたりすることができます。

求人は多いとは言えないですが、条件が合えば、産業医として働くことも可能です。健康管理が主な仕事になりますので、長年培った経験・知識を十分に活かす事ができます。

待遇が良くQOLを充実させることができるため、定年後の医師にとって勤務しやすい職種ではないでしょうか。

診療科によって定年後の働き方は変わる

医師が定年後にも活躍することは十分可能ですが、診療科によっては難しい場合もあります。

例えば外科医などのように、手術では手先の正確さや、長時間対応できる体力などが求められるため、年齢が高くなると難しくなります。

そのため外科系の医師は50代でメスを置くことを考え、40代で転科を視野に入れる傾向が強いようです。そのため、消化器外科から消化器内科へなど、関連する内科への転科が多いようです。

内科への転向は、プライマリケアを学ぶ必要があるため、年齢的に早めの決断をすることが良い結果を生みます。

また、在宅医療などの分野へ進む選択をする医師も多くいます。外科系の医師は決断力が早くフットワークが軽いため、適正が高いと言われます。

売り手市場であることから、好条件の職場を見つけやすいでしょう。

定年を迎えるにあたり気を付ける事

高齢になっても、体力が続く限り仕事をし、今までの経験を活かしながら地域貢献をしたいと考える医師は多くいます。

60代後半になると、職場の主な選択肢は老健や健診機関などに限られ、医療機関への再就職は少ないのが現実です。医療機関への再就職を希望する場合は早めの行動が必要です。

若い頃の働き方と違って、オペがない、当直がない、勤務体制が週2~3日などの条件となり、収入が減るのは致し方ありません。

自分自身がどの様に働きたいか、収入はどれ位を求めるのか優先順位をはっきり確認した上で、早めに行動を取ることが定年後の再就職を成功させる秘訣となります。

好条件の職場へ転職する際に最も重要視されることは「接遇」だと言われています。大都市の民間施設では特に重視しており、日頃からの意識が大切になります。

求人を出している施設は、シニアドクターの経験値と対応力を十分評価しているため、長年培った経験・スキルを持っているということをきちんとアピールすることが再就職活動において重要になると言えるでしょう。

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