あなたの年収はいくら?医師の年収を上げる方法

最終更新日:2017.09.05
あなたの年収はいくら?医師の年収を上げる方法

 「勤務医でいる限り、年収には限界がある」「高年収を目指すなら開業医になるべき」

そう思われている先生も多いのではないでしょうか?

求職支援サービスを行う中でも、高年収への転職を考えている先生方は、「開業」も選択肢に入れていることが多いです。

ただし、勤務医でも高年収を実現している先生はいらっしゃいます。

今回はデータや実例をご紹介しながら、「医師の年収」の実際のところをお話してまいります。 

医師としての働き方とキャリア、見直してみましょう

日々忙しく業務をこなす勤務医。患者のことで精一杯で自分のキャリアが後回しになっている方も中にはいらっしゃると思います。

今回はまず、自身の働き方や年収がきちんと適正であるかを改めて見直し、今後のキャリアプラン構築に役立ててみてはいかがでしょうか。

 

まずは現状の年収と勤務医の平均年収、各診療科の平均年収を比較し、自身がキャリアに応じた給与を得られているのか見直してみましょう。

 

勤務医の平均年収は約1,495万円

一般内科の平均年収は1,464万円、外科の平均年収は1,537万円となります。

一般内科・一般外科の年収についてご紹介しているページがございますので、よろしければご覧になってみてはいかがでしょうか。

診療科の数はこれだけではなく、数多く存在します。その他、勤務内容によっても変化するでしょう。

一日の外来数や病棟管理担当患者数、一月あたりの当直回数などで給与は変動します。

 

一般的な医師の勤務スケジュール

月~土曜 09:00~18:00や08:30~17:30などの範囲で週40時間勤務になるよう、月~土曜の間で勤務します。

当直勤務はこの週40時間に含まれたないため、最悪の場合、そのまま通常の日勤、いわゆる当直明け勤務をする場合もあります。

しかしこれは最悪の場合で、現在は医療機関側が福利厚生の一環として当直明け勤務を免除するなど、全てではありませんが、実施されているようです。

 

簡単に勤務医の年収や一週間のスケジュールをご紹介しました。自身の働き方とどの程度相違があったでしょうか?

現状の内容に違和感を感じている方は今後のキャリアを改めて構築し直した方が良いかもしれません。

しかし、医師の働き方はさまざまでございます。内科・外科などの診療科の違いや医療機関の規模による患者数など勤務内容によって年収は大きく変わります。

次は各診療科や医療機関の種類、最後に開業医と勤務の違いについて着目し、それぞれのキャリアの構築方法をご紹介致します。

今後自身がどのようなキャリアを構築していけば良いか、参考にしていただければ幸いです。

高年収の診療科はどこ?

民間の勤務医(常勤医)の中でも、年収レンジの高い診療科目とそうでない科目で差はあります。

例えばですが、在宅医療、腎臓内科・透析、整形外科、精神科、一般内科あたりの診療科目は高年収の求人が多い傾向があります。

ただ、上記は平均値というか相場年収といった形ですので、上記以外の科目でも高年収を狙う事は可能です。

経営手腕が高く、勤務医に対して高い報酬を支払う美容外科クリニックで働いたり、年間カナリの数のオペをこなす外科などこういった個別のケースでは年収2,000万円を超える高年収も望める可能性があります。

 

大学病院と民間病院の年収の差はいくら?

ここで勤務医の年収についてもう少し掘り下げてみましょう。

上で紹介した医師の年収の中で、「民間病院勤務医 :1,544万円、国立病院勤務医 :1,425万円」という数字を見て、「おや?」と思った先生もいらっしゃるかもしれません。

この調査の勤務医師の年収は、大学病院で勤務されている医師の実際の年収と比べるとかなり高い数値になっていると感じます。

大学病院で勤務する医師の年収はもう少し低いと言われています。

講師で700万円程度、助教授で800万円前後、教授でも1,000万円前後というのが一般的な数字です。

調査結果と、大学病院で勤務する医師の実態の乖離を考えると、民間病院で大きく稼いでいる先生が平均給与を引き上げているとも考えられます。

実際のところ民間病院の勤務医の中にも、診療科目などにもよりますが、2000万円は軽く超える年収を得ている先生は多くいらっしゃいます。

大学病院勤務の医師の年収レンジは民間病院の医師の年収と比較すると低いというのは本当のようです。

 

勤務医で稼ぐ方法、教えちゃいます。

では、勤務医として、年収2,000万円を超えるためには、どのようなことが必要なのでしょうか?

医師の求職支援サービスを行うエムステージのエージェントに、2,000万円以上の年収を確保できている医師の特徴を聞いてみたところ、以下の3つを挙げるエージェントが多かったです。

  • 都市部から離れた医療機関で勤務する
  • 医療機関のニーズにあった科目や勤務内容に従事している
  • 空いた時間をアルバイトなどで有効活用している

それではひとつづつ見ていきましょう。

 

都市部から離れた医療機関で勤務する

人口の都市部集中が叫ばれていますが、医師の都市部集中も年々進んでいます。

京都のような都市部は、医師の数が増えるとともに、年々年収提示も低くなってきています。

反面、東京都から1時間ちょっとで通勤できる埼玉県や千葉県でも、東京に比べると医師の年収が高めとなる傾向があります。

大阪・名古屋・福岡などの地方都市も同様の傾向となっているので、高年収を目指す転職の場合は、都市部から離れた求人まで見ることが重要です。

 

医療機関のニーズにあった科目や勤務内容に従事している

科目や勤務内容によっても、医師の年収は変化していきます。

ここで重視したいのは、「医療機関のニーズに合った」という部分です。

こんな事例があります。

ある地方都市の病院の話。

近隣に脊椎の手術を行える医療機関がなかったため、脊椎手術を行うことを目玉にしたいということで、弊社エージェントに相談がございました。

最終的に脊椎手術のできる医師をご紹介したのですが、院長先生より高い年収での契約となり、

転職した先生にとっても、それまでいた病院の年収の1.5倍以上の年収アップとなりました。

上記のように、医療機関のニーズにマッチすれば、破格の年収となることもありえます。

自分のスキルを必要としている医療機関を探すことも非常に重要となります。

 

空いた時間をアルバイトなどで有効活用している

こちらは、少し視野を広げた方法です。

転職だけで高額年収を目指すのではなく、転職+アルバイトで高額年収を目指すという方法です。

週1回4万円の当直アルバイトも、1年間勤務すれば年収200万前後になります。

いくつかのアルバイトを組み合わせて、年収2000万円以上を実現するというのも、かなり現実的な方法です。

 

勤務医と開業医の年収はこんなに差が!?

まずは公的なデータで、医師の年収について見てみましょう。

厚労省による「第20回医療経済実態調査の報告(平成27年実施)」によると、医師の平均年収は下記の通りとなっています。

  • 民間病院院長  :2,930万円
  • 診療所院長   :2,914万円
  • 国立病院院長  :1,933万円
  • 民間病院勤務医 :1,544万円
  • 国立病院勤務医 :1,425万円
  • 診療所勤務医  :1,215万円

いかがでしょうか?率直に開業医の含まれる診療所院長の給与に驚く先生も多いかもしれません。

医師求職支援サービスにおいては、一般的に2,000万円以上の医師年収の求人が高額求人と呼ばれることが多いです。

1位の民間病院院長、2位の診療所院長は、その2,000万円を軽く飛び越える平均年収となっており、「開業医」が高い年収を得られる道であることを示しています。

 

「高年収を得たい」=「開業」は正解なのか

上に挙げた医師年収の結果を見ると、2000万円を超える年収を得るためには、開業するというのはひとつの答えと言えます。

ただし、開業だけが医師が年収をアップさせるための唯一の道なのでしょうか?

開業医については、その医師・院長の個別の経営能力次第であるという点は否めません。

繁盛している診療所の院長先生は大きく稼いでいるとは思いますが、中には休診日にアルバイトをして看護師の給与などを稼いでいるような先生もいらっしゃいます。

「平成27年(2015)医療施設(動態)調査・病院報告の概況」によると、平成26年10月~平成27年9月までの1年間で、閉鎖もしくは休止となった無床診療所は6894施設にも昇ります。

成功している開業医の影に隠れて、多くの診療所が閉鎖となっていることにも目を向けなければなりません。

 

勤務医を続けるべき人、開業すべき人

最後に、どのような人が勤務医を続けるべきか、開業すべきかについてお話します。

簡単にまとめると、開業医として成功するためには以下の要素は必須でしょう。

  • 資金
  • 経営スキル・ノウハウ
  • 豊富な臨床経験数

開業な必要なノウハウについては下記記事でご紹介しておりますので、こちらをご覧ください。

上で挙げたとおり、開業医は高い年収を得やすいですが、反面リスクも合わせ持ちます。

開業して経営がうまくいかなかった場合、年収を得られるどころか、借金を背負うような事態にもなりかねません。

そのため、年収だけではなく、さまざまな理由で開業したいという強い想いを持っている先生だけが開業すべきです。

「開業医は高年収だから、開業しよう!」という考えではなく、もっと広い視野を持ち、成功する可能性を高めてから開業することをおススメします。

一度診療所の勤務医として働いて、経営について勉強をすることも重要です。

勤務医を続けるべき人は、リスクを背負わずに着実に高年収を目指したいと考えている人です。

上述の通り、転職やアルバイト探しの際にポイントを押さえれば、勤務医でも年収2,000万円以上は可能です。

開業のリスクに不安を感じている先生は、転職やアルバイトで高年収を目指す道を検討してみてください。

 

医師の年収についてのまとめ

医師の年収という観点で、勤務医と開業医の年収を比べて見てきましたがいかがでしたか?

開業医だけが高年収の道ではないということを伝えてきましたが、最終的には先生がご自身のキャリアをどのように考えるかが重要です。

弊社では、開業か転職かで悩んでいる先生からのご相談もよく受けます。

先生にとって、最も良い道をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。

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