病理医って何?病理医の平均年収をご紹介

最終更新日:2017.09.05
病理医って何?病理医の平均年収をご紹介

まず、病理医ってどんな仕事?

病理医の仕事は臨床医と違って、患者さんと会うことのない仕事です。

そのため、どんな仕事をしているかご存じない方も多いと思います。

以前ドラマで取り上げられたことをきっかけに初めてその存在を知った人もいるのではないでしょうか。

病理医は医師総数の約1%と言われていて、2,000人強と人数がとても少ない専門科目です。何をしているかというと、主に4つの仕事があります。

  • 患部を一部切り取り、顕微鏡で細かく調べ、病気を精緻に診断します。
    (組織診断)
  • 手術中に取ってきた患部の一部を早急に顕微鏡で調べ、病気を診断。手術方針を決定します。
    (術中迅速診断)
  • 病変があるとされる細胞を取り、病気を診断します。
    (細胞診断)
  • 亡くなった人を解剖し、診断が適切であったか、治療効果があったか、直接の死因が何であったかなどを明らかにします。
    (病理解剖)

直接患者とは接しないものの、その患者に対しての治療方針を決定するため、非常に重要な仕事です。

また、様々な可能性を踏まえて検討しなければならないことが多いため、時間がかかる仕事でもあります。

少人数体制で、勤務を代わってもらうことが難しいため、負荷がかかりやすく、休みが取れない、労働時間がかなり長くなるなどの弊害が出ている所もあります。

 

病理医の平均年収は?病理医の年収推移をまとめてみました

病理医の平均年収は医師の平均年収と変わらないと言われており、1,100万円~1,800万円程度だと言われています。

地方都市の場合の求人などを見ると、常勤募集で年俸が1,000万円~2,200万円という提示がされています。

そもそも少人数で運営されているため、欠員補充などを理由とした募集でそもそも募集自体が少ない傾向です。

非常勤から常勤になりたいと考える人、また、人数がおらず、勤務が厳しいので非常勤勤務したい人など病理医の中でも様々な要望があります。

 

病理医への転職理由は?

病理医への転職理由としては、スペシャリストになれることが挙げられます。

病理医は患者さんを接することがない代わりに、患者さんの病変部分の細胞や組織と向き合う時間がとても長い仕事です。

スペシャリストになってくると、難しい判断であっても迅速かつ的確に手術方針を決定することができ、患者さんにも外科医にも負担をかけずに診断を下すことができます。

スペシャリストが行う病理勉強会などに参加し、自分の経験値を上げることもできます。

臨床医は患者さんと接し、患者さんの心とも向き合いながら、不安を与えず、安心して治療を受けてもらえるようにすることも仕事の1つですが、その部分を全て、研究する時間にあてているのが病理医です。

病理で正しい診断ができるようになれば、より良い手術が行われるようになり、助かる患者さんが増えるわけです。

臨床医として目の前の人を救うという方法ではなく、間接的であっても自分が亡くなった後にもその診断方法で未来の患者を救うことができるという意義ある仕事です。

病理医はそういった働き方をしたいと考える方が転職してきます。

 

病理医になるには?病理医の求人の探し方は?

病理医になるには、他の医師と同じように、大学の医学部を卒業し、医師国家試験に合格する必要があります。その後研修医として、2年間の初期臨床研修を受けます。

その後、専門領域として病理科で4年間の専門医研修を受けます。

そして、病理診断歴5年以上、50体以上の病理解剖、50件以上の迅速病理診断、3,000件以上の病理診断経験を完了してから日本病理学会の専門医試験に合格してはじめて、晴れて病理医になることができます。

病理医の求人を探すには、医師向けの求人サイトで検索する、自分の行きたい病院グループのWebサイトなどで探す、医師向けの人材紹介会社に登録する、といった方法があります。

病院によって条件が違うため、よく確認してから就職するようにしましょう。

環境によって、常勤か非常勤かはもちろん、当直の有無、退職金の有無、勤務時間の長さなどが変わってきます。

また、がん研究に強い病院であれば、がんの症例が多くなるなど、症例の偏りも出てくるため、自分が希望する症例に巡り会えるような病院かどうかを確かめておくことも大切です。

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