循環器内科医の平均年収っていくら? 循環器内科医の年収の推移と仕事内容

最終更新日:2017.09.12
循環器内科医の平均年収っていくら? 循環器内科医の年収の推移と仕事内容

循環器内科は、主に心臓病や血管の病気の治療を行う診療科です。

薬物療法中心の治療やカテーテルを使った手術などを行います。

急速に技術が進化している領域ですので、常に自身の手技に対して自己研鑽を続ける必要があります。

厚生労働省が実施している「必要医師数実態調査」(平成22年)によると、内科系では一般内科の次に医師数が必要な診療科であると言われています。その必要数は1,001名です。

循環器内科医の年収の推移

弊社によると、循環器内科の平均年収は1,500万円であることが分かりました。

以下の図をご覧下さい。こちらのグラフは弊社サービス「Dr.転職なび」の掲載求人の年収上限額を度数分布で表したものになります。循環器内科 年収上限

こちらのグラフから年収1,401万円~1,600万円程度を上限とする求人が35%と最も多く、循環器内科の平均年収である1,500万円と金額が類似している事が分かります。

次いで年収2,000万円以上を上限とする求人が30%と多いことから、循環器内科として年収2,000万円以上目指すのは不可能ではない事が分かります。

しかし、年収2,000万円以上を得ている医師は最先端の医療スキルを身に着けているもしくは、豊富な臨床経験数があるなど、通常の医師とは違う特別なスキルを持っていることがほとんどです。

したがって循環器内科として年収2,000万円を目指すのは不可能ではないが、非常に難しいと考えた方が良いかもしれません。

 

次に循環器内科の地域別の平均年収を見ていきましょう。

こちらのグラフから北海道地方の平均年収が最も高いことが分かります。

高年収の循環器内科の求人をお探しの場合は、北海道地方を中心に探すと良い求人に巡り合えるかもしれません。

他地域では若干バラつきはありますが、おおむね循環器内科の平均年収である1,500万円程度に落ち着いているため、地域での年収の差はあまり生まれないでしょう。

 

最後に循環器内科の地域別の求人数割合を見ていきましょう。

循環器内科 地域別求人数

こちらのグラフか全体の27%が関西地方を占めており、最も多い地域であることが分かります。

次いで関東が19%と、やはり首都圏に求人が多く集まっていることが分かります。

平均年収が最も高い北海道は全体の8%程度しかなく、細かい条件まで一致するような求人に巡り合える可能性は高くないでしょう。

このことから高年収の求人を探したいのであれば北海道地方、年収以外のQOLなどを重要視するのであれば求人数が多く集まっている関西地方や関東地方で求人を探すと自信の希望に合った求人を見つけることが出来るかもしれません。

当たり前ではありますが、実際の年収は医師の経歴や条件などを考慮して掲示年収の範囲内から入職時の年収が決定されます。

こちらの求人情報を参考にすることはできますが、これらの年収データが全てではありません。

ゆえに掲載されている求人情報のみでは正直判断しかねないというのが医師の方の本音だと思います。

だからこそ自身が転職する場合、どのような勤務内容・年収になるのかを転職サイトの医師転職専属エージェントにご相談してみてはいかがでしょうか。

エージェントにどのような転職先・希望条件などのニーズと医療機関歴や臨床経験数など医師の医療スキルに関する情報を伝えることでエージェントと一緒に希望に合うもしくはキャリアに合う転職プランを見つけることが出来るかもしれません。

 

循環器内科医の年収は他科と比べてどうなの?

厚生労働省の調査によると、勤務医の平均年収は、講師で700万円代、助教授で800万円代、教授で1,000万円代と言われています。

平均すると800万円〜1,000万円程度と言われていますので、そう考えると大学の医局に属している医師としては、比較的若いうちから年収が高い診療科と言えます。

しかし、患者さんの命を左右する診療科になりますので、その責任は重く、忙しい診療科であることは忘れてはいけないでしょう。

 

循環器内科医のQOL(Quality of Life)はどうなの?働き方は?

循環器内科医の仕事は、よく激務と言い表されます。というのも、命に直結する疾患を扱うことが多いため、病気の早期発見や1秒2秒を争う緊急対応が必要な診療科だからです。

具体的には、循環器内科の主な疾患対象は、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、動脈硬化、心不全、不整脈などがあります。

心電図の波形がいつもと異なる、汗の量が多いなど、患者さんの少しの変化も診察の中で読み取らなければなりません。

循環器内科の疾患対象には、遺伝性のものもありますが、生活習慣が原因となる場合も多く、時には患者さんへの生活指導も必要な診療科になります。

循環器内科の勤務医の場合、当直やオンコール対応は避けて通れない道になるでしょう。

緊急の呼び出しも多く、医師自身のワークライフバランスをとることは、非常に難しいかもしれません。

しかし、内科系の求人募集で最も多いのが循環器内科医の求人と言えます。

求人として最近はプライマリーケアを中心とする在宅医療に携わるものもありますので、ワークライフバランスを重視する場合、病棟管理のない求人を探すこともひとつの方法でしょう。

求人の種類としては、先に挙げた在宅医療からCCUなどの専門医療を求められるような急性期施設の求人まで多岐にわたります。

総合病院では、カテーテル治療のニーズが広がっているので、カテーテル治療の実績を評価する傾向が強いでしょう。

冠動脈インターベンション件数などを公表している医療機関も数多くあります。在宅医療ではカテーテル治療に専従するケースは少なくなります。

勤務する施設やその役割によって働き方は大きく異なってきますが、心臓以外の疾患にも知見がある医師を希望する医療機関も数多くあります。

専門領域を選ぶ際は、自身が循環器科医として何を重視するか考えながら検討するのが良さそうです。

 

循環器内科医が年収2,000万円を目指すには

循環器内科医の地域別年収を見てみると、中部地方の医師の年収が他の地域と比べて圧倒的に高いことがわかりました。

中部地方では1,400万円〜2,000万円未満が約6割、2,000万円以上も4割近くにのぼります。年収1,400万円未満の医師がこの地域にはいないことが特徴です。

大都市圏である関東は年収1,400万円〜2,000万円未満が約6割を占め、最も多い層でした。

年収アップを最優先に考えた転職をする場合、上記データであれば中部地方で求人を探すなど、募集要件にある年収の高い地域から優先的に当たってみることで効率よく転職活動を進められるかもしれません。

2014年の厚生労働省調査によると、循環器内科医は10,112人でした。

勤務している医療機関は、病院が84.3%、診療所が15.7%となっており、病院の勤務医の率が高い印象があります。

しかし、病院の勤務医の割合としては、40科目中19位と中位ですのでほぼ平均と言えます。

開業をする医師もいますが、開業の仕方や時期などは検討する必要があると言えるでしょう。

また、同調査で循環器内科医の平均年齢は45.1歳となっています。

この数値は、比較的他の診療科と比べて若いのですが、10年前と比べると平均年齢が上がっていることが特徴です。

近い将来手術に入れる医師数が少なくなる可能性もありますので、専門性を高められれば自身の医師としての地位は確立できるという見方もできます。

そうしたことをふまえると、循環器内科医にとって年収2,000万円を実現することは、専門性を高めること、勤務地域を選ぶことなどで、かなり現実的な目標と言えるでしょう。

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