皮膚科医の平均年収っていくら?皮膚科医の年収の推移と仕事内容

最終更新日:2017.10.27
皮膚科医の平均年収っていくら?皮膚科医の年収の推移と仕事内容

 皮膚科医は湿疹を始めとする皮膚疾患を診療するのが主な仕事です。基本的には外来患者を診察し、症状に対して適切な飲み薬や塗り薬を処方することで診療が終了します。

水虫、じんましん、アトピー、ニキビ、口唇ヘルペス、虫さされ、熱傷や切り傷などの怪我以外にも、皮膚や皮下にある腫瘍の検査・手術、また、巻き爪などへの処置を行う場合もあります。

内科と同様に多くの医院やクリニックを経営する開業医がおり、患者数が多いのが特徴です。

手術が必要なものは腫瘍や熱傷での皮膚組織を移管する手術などになりますが、外来診療のみを行っている地域の医院やクリニックは診察後、大学病院などに対応してもらうことがほとんどのようです。

最近では花粉症で起こるアレルギー症状などの対応で、スギ花粉の時期である春先に忙しくなる傾向があるようです。

皮膚科医数の割合は全医師数の内、3.0%となっており、医師不足が特に深刻な診療科であると言えるでしょう。

地域偏在も顕著に見られ、医師数に問題を抱えている診療科になります。

本記事ではそんな皮膚科医師の平均年収について説明していきたいと思います。

\いまの年収に満足していますか?/

年収1,800万円以上、高額求人多数!
希望の条件で、まずは検索!

検索はこちらから

皮膚科医の年収の推移

弊社調べによると、皮膚科医の平均年収は約1,500万円であることが分かりました。この年収額は医師の全診療科での平均年収額とほぼ同等の年収です。

平均年収を得られた場合、単純計算で月収に換算すると月に100万円程度の月収を得ることができます。

 

以下のグラフをご覧ください。こちらは弊社サイト「Dr.転職なび」の掲載求人の年収上限金額を度数分布で表したものになります。

皮膚科 上限年収

このグラフから年収1,401万円から年収1,600万円を上限とする求人が43%と多く、皮膚科の平均年収1,500万円程度に設定されている求人が多いことが分かります。

次に年収2,001万円以上を上限とする求人が34%である事から皮膚科で年収2,001万円を目指すのは不可能ではないと言えます。

しかし、この年収2,001万円以上というのは求人に設定されている年収の上限なため、高度なスキルを持っている、あるいは臨床経験があるなどの特別な条件がある場合に年収2,000万円以上になるなど、実質難しいと考えるべきでしょう。

 

次に年収の下限金額を表したグラフを見てみましょう。

皮膚科 下限

多くの診療科に共通しますが、やはり年収1,000万円以下を下限とする求人が多いようです。

しかし、あくまでこちらも同じく求人に設定されている年収の下限なため、必ずしも年収が1,000万円以下になるわけではありません。

次に多いのが年収1,401万円から年収1,600万円の25%でこちらも皮膚科の平均年収1,500万円に近いことが分かります。

このことから転職による年収の変化はあまり大きく変動はしないが、1,500万円程度の年収を得る可能性が高いということが言えるのではないでしょうか。

次に地域別の平均年収について見ていきましょう。

皮膚科 平均年収

四国は求人が掲載されていないため、0円となっています。

北海道・九州地域の年収が高いことから、皮膚科医は地域偏在の問題を抱えていることが分かります。

全体的に見ると北海道の年収2,000万円以外は基本皮膚科医の平均年収である1,500万円周辺にあることが分かります。

 

最後に皮膚科医の地域別の掲載求人数を見ていきましょう。

皮膚科 求人数

このグラフを見ると、関東が43%と最も求人数が多いことが分かります。

皮膚科は医院やクリニックなど地域に密着した診療所の開業がしやすく、また皮膚科を利用する患者数は多いため、都心に皮膚科の医院やクリニックが集中している現状があります。

そのために関東の求人数が最も多いのではと考えられます。地域や条件にこだわらず高年収を得たい医師の方は北海道を中心に、自身の希望する条件にぴったり合う求人をお探しの医師の方は関東・関西などの都心部の求人を探すのが良いかもしれません。

 

掲載求人の上限・下限をはじめとする皮膚科医の年収・求人数のグラフから皮膚科医の年収について説明をしてまいりました。

当たり前ではありますが、実際の年収は応募医師の年齢や医療機関歴、臨床経験数などから掲載された求人の範囲内で決定されます。ゆえに掲載されている求人情報のみでは正直判断しかねないというのが医師の方の本音だと思います。

だからこそ自身が転職する場合、どのような勤務内容・年収になるのかを転職サイトの医師転職専属エージェントにご相談してみてはいかがでしょうか。

エージェントにどのような転職先・希望条件などのニーズと医療機関歴や臨床経験数など医師の医療スキルに関する情報を伝えることでエージェントと一緒に希望に合うもしくはキャリアに合う転職プランを見つけることが出来るかもしれません。

 

皮膚科医の年収は他科と比べてどうなの?

皮膚科医の年収は医師の平均年収とほぼ同額であるため、一般的に転科がしやすい一般内科などに転科しても年収UPは望めないかもしれません。

転科して対応範囲の広い一般内科医になるよりも、美容皮膚科などは自由診療分野が多く、人気のクリニックでは高い収益を得ているため、美容皮膚医へ転科すると年収UPする可能性は非常に高いでしょう。

美容皮膚科への転科は皮膚科専門医としての経験を活かすこともできるのでオススメです。

都内などの美容皮膚科であれば、年収1800万円程度を掲示する求人もあり、年収を大幅にあげたい場合は美容皮膚科クリニックや美容形成外科に併設された美容皮膚科で働くのが最も良いでしょう。

 

皮膚科医のQOLはどうなの?働き方は?

皮膚科医は大学病院などの大きな医療機関の場合はその限りではありませんが、クリニックなど小規模な医院の場合、ほとんどが外来診療のみとなります。

歯科や眼科と同様に定期的に休みを取りつつ勤務することができるようです。

また、手術を担当する場合でも、皮膚科医は熱傷などで重症を負っている場合以外は緊急手術になるような疾患がほとんどなく、入院設備のない医療機関も多いです。

そのため、外来診療のみで決まった時間で働くことができ、常に人の生死の傍にいるような精神的プレッシャーをあまり感じずに働くことが出来ます。これらから皮膚科医は他の診療科と比べて少し余裕を持って勤務することが出来ると言えるでしょう。

また、高年齢になっても、外来診療のみでれば高齢でも十分仕事を続けられるため、医師寿命が長いとも言えるかもしれません。

美容皮膚科医として働く場合も、ほぼ緊急手術はなく、ヒアルロン酸の注入などの比較的処置を行いやすい診療が多いため、過度なプレッシャーを感じることなく働くことができます。

もちろん、患者に安心してもらえるような接し方、コミュニケーションの工夫などは、通常の医療機関とは違い、クリニックはより患者に気を配る必要があります。

また、患者側から見ると美容系クリニックはサービスの印象が強く、要望に答えられないとトラブルの発生や最悪訴訟に繋がってしまうケースもあり、美容科医師ならではのリスクがあるようです。

 

皮膚科医が年収2,000円を目指すには

皮膚科医が年収2000万円以上を目指すためにはいくつか方法があります。

  • 知識を身につけ、美容皮膚科医になる
  • 皮膚科医が少ない地域で美容皮膚科と皮膚科両方を担当する診療所を開業する
  • 美容皮膚科での勤務とアルバイトを並行して行う

一般の皮膚科医が年収2,000万円以上を獲得するのは非常に難しいというのが現状のようです。

皮膚科医の中でも美容皮膚科医として働くか、地域を選んで開業するなど、経営戦略をきちんと行うことで初めて高年収を目指すことができます。

美容皮膚科として勤務することが高年収を得るための一番の近道ですが、先に述べましたように美容皮膚科は自由診療であるため、患者の負担する金額が非常に高く、患者と医師の術後結果に口違いなどでトラブルが発生するケースがいくつかあります。

ゆえに美容皮膚科への転職を考える際はそういったリスクも考慮した上で判断するべきでしょう。

以上から、皮膚科・美容皮膚科について年収を含めた働き方についてご紹介してきました。皮膚科への転職・転科を考えている方にとって少しでも参考になれば幸いです。

キャリアに応じた年収、得られていますか?
あなたの適切な年収相場、弊社エージェントがお教え致します。

あなたの適切な年収相場を調べる▼