形成外科医の平均年収は?

厚生労働省の医師・歯科医師・薬剤師調査によると、医療施設に従事する形成外科医は2593人(2016年)で、平均年齢は43.2歳です。
全診療科合計の平均年齢48.4歳と比較すると、若い医師が多い診療科と言えます。
形成外科医の年収
形成外科医の平均年収は、エムステージの「Dr.転職なび」の求人情報などから約1,500万円と推定されます。
「Dr.転職なび」の掲載求人の形成外科医の年収上限の分布図です。
年収2,001万円以上を上限とする求人が71%で、ほとんどの求人が年収2,000万円以上を上限としています。
年収1,200万円~1,800万円を上限とする求人が0%であることから、上限年収は、高年収帯と言われる年収1,800万円以上に集中している事が分かります。
次のグラフが年収下限の分布図です。
年収1,000万円以下を下限とする求人が55%と半数あります。
下限を加味すると、非常に掲示年収の幅が広い事が分かります。
形成外科は特性上、医師個人のスキル、臨床経験数などに大きく年収が左右されるといえます。
次に地域別で見た形成外科の平均年収を見ていきましょう。
地域によって平均年収にバラつきがあります。
関東地域が平均年収が最も低く、九州地域が最も高いことがわかります。
高年収を主な目的とする転職の場合は、九州地域での転職も選択肢の一つかもしれません。
最後に求人数の地域別の割合です。
関東地域が全体の31%と最も求人数が多いことが分かります。関西にも求人が集中しており、都市圏に求人が集中している傾向があります。
QOLなど年収以外の条件で転職を希望する方は、求人が集中している都市圏での転職活動がおすすめです。
形成外科医の年収が高い理由
なぜ形成外科医の年収は高いのでしょうか。
形成外科は、美容系クリニックとの関連が深い診療科目であるためです。
美容整形や脱毛術など、自由診療の幅が他の診療科より広いため高い収益を得ることができます。
開業には膨大な資金と高いスキルが必須となります。
まずは医療機関で勤務し、技術を高めながら、資金作りをすることが一般的と言えます。
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