形成外科医の平均年収っていくら? 形成外科医の平均年収の推移と仕事内容

最終更新日:2017.09.05
形成外科医の平均年収っていくら? 形成外科医の平均年収の推移と仕事内容

形成外科の医療施設に従事する医師数は2,377人と人数としては非常に少なくなっています。平均年齢も40.8歳と勤務医の中では非常に若いです。

日本形成外科学会のホームページによると、日本形成外科の会員数は約4400人と言われています。そのうち、女性は970人であり、外科系の診療科の中では女性医師の比率が高い診療科になります。

しかし、昨今形成外科が対象とする疾患の増加に伴い、今後より多くの形成外科医が必要であると予想されています。

形成外科医の年収の推移

形成外科医の平均年収は弊社サービス「Dr.転職なび」の求人情報等から約1,500万円であることが分かりました。

厚生労働省賃金基本統計調査によると、外科医の年収の平均は1159万円と、他診療科と比較しすると比較的高い診療科に属するようです。

調査では形成外科は外科の中に含まれており、その外科の中で年収が高いといわれている3分野は整形外科、形成外科、美容外科と言われています。

施設により診療科の表記が異なるため、「形成外科・美容外科」は形成外科の専門医が所属することが多いと考えると外科系医師の中で年収が高い診療科であるといえると思います。

 

こちらのグラフをご覧ください。弊社サイト「Dr.転職なび」の掲載求人の形成外科医の年収上限の分布図になります。

形成外科 年収上限

こちらのグラフから年収2,001万円以上を上限とする求人が71%とほとんどの求人が年収2,000万円以上を上限としていることが分かります。

このことからも形成外科は他診療科と比べて高年収を得られる可能性が高い診療科と言えるのではないでしょうか。

年収1,200万円~1,800万円を上限とする求人が0%であることから、上限年収にバラつきがなく、高年収帯と言われる年収1,800万円以上に集中している事が分かります。

以上から年収1,800万円以上を目指しやすい診療科と言えるのではないでしょうか。

 

次のグラフが形成外科医の年収下限の分布図になります。

形成外科 年収下限

こちらのグラフから年収1,000万円以下を下限とする求人が55%と半数あることが分かります。

年収上限として年収1,800万円を掲示する求人が多いですが、下限にも開きがあり、非常に掲示年収の幅が広い事が分かります。

このことから、形成外科は特性上、医師個人のスキル、臨床経験数などに大きく年収が左右されることが言えるのではないでしょうか。

 

次に地域別で見た形成外科の平均年収を見ていきましょう。

形成外科 地域別 平均年収

グラフから、地域によって平均年収にバラつきがあることが分かります。関東地域が最も平均年収が低く、都市圏を中心に平均年収が低い傾向があるようです。

九州地域が最も平均年収が高いため、高年収を主目的とする転職の場合は、九州地域を重点的に転職をすると良いかもしれません。

 

最後に形成外科の地域別で見た求人数割合を見ていきましょう。

形成外科 地域別 求人数割合

上記データから、関東地域が全体の31%と最も求人数が多いことが分かります。関西にも求人が集中しており、やはり都市圏に求人が集中している傾向があるようです。

しかし、関東地域は平均年収が最も低いので、転職の際はその点を踏まえて活動すべきでしょう。

中国・四国に関しては非常に求人数が少ないため、これらの地域で自身の希望に合う求人を見つけることは難しいかもしれません。

QOLなどの年収以外の条件で転職を希望する医師の方は、求人が集中している都市圏での転職活動がおすすめかもしれません。

 

弊社サービスの年収データを参考に形成外科医の年収傾向を探ってきました。傾向として形成外科医は高年収帯を得られる傾向が他診療科に比べて高いようです。

しかし、形成外科医としてより高い年収を得るためには高い外科的・専門的スキルを持っている、つまり多くの症例経験が必要であると言えるでしょう。

経験年数や実績などによって勤務医でも年収2000万円以上獲得することも可能のようです。

それでは、なぜ形成外科医の年収は高いと一般的に言われているのでしょうか。

それは、開業医や美容系クリニックとの関連が深い診療科目であるためでしょう。医院やクリニックを開業すると、保険診療外の美容整形や、脱毛術など自由診療の幅が他の診療科より多くなるため、診療報酬を稼ぎやすく、高い収益を得ることができます。

しかし、開業するためには膨大な資金と高いスキルが必須となり、開業を考える場合、まずは医療機関で勤務医し、技術を高めることと資金作りをする流れが一般的と言えるでしょう。

 

形成外科の年収は他科と比べてどうなの?

そもそも形成外科とはいったいどのような診療科なのでしょうか。

形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、様々な手法や特殊技術を駆使して治療する外科系の診療科目になります。

形成外科専門医は、様々な疾患についての専門的な知識と診療技術を持ち、適切な診療を行い、必要に応じて他の領域の専門医と共同して治療を行う能力を備えた医師になる必要があります。

形成外科領域の疾患としては、ケガ、やけど、腫瘍、皮膚潰瘍、乳房再建、顔面骨折、あざ、先天異常、がんの切除・再建、美容医療など多岐にわたります。

形成外科領域には健康保険を対象とする疾患と、美容上の理由による手術など保険対象外の診療があります。

ケガによる変形の治療や、やけど治療、手術後の再建術などは保険対象となりますが、美容系クリニックで受けることができるような治療・手術は保険対象外となります。

ちなみに交通事故や第三者による暴行・外傷などにも保険は適応されません。

以上の説明から少し他の診療科と異なる部分が多い診療科であることはご理解いただけたのではないでしょうか。

最近では保険診療ではない自由診療の美容形成外科や皮膚科と形成外科を併設しているクリニックが増えてきています。自由診療を積極的に取り入れている施設で働けばその分年収があがります。

求人情報から確認すると3000万円を超える給料の職場もあります。

そのため形成外科医が必要とされる施設が増えている実態です。

フリーランスで働く医師が多いのもこの診療科の特徴です。

 

形成外科医のQOLはどうなの?働き方は?

形成外科医は働き方が多岐にわたるため、QOLを意識した働き方は所属する医療機関によって異なりと考えられます。

例えば、手術と一言で言っても形成外科医の行う手術は他の外科系の診療科とは異なります。皮膚・軟部組織腫瘍や顔面骨折などのエキスパートとして他科と連携して診療に携わる必要があります。

形成外科は平均年齢が他の診療科よりも若いことが特徴です。診療指針やガイドラインが整備されていない疾患も多くあり、日々新しく診療概念が更新されていく特徴があるため、常に新しい診療や考え方をインプットできる人が向いていると言えるのではないでしょうか。

休みに関しては、他の診療科と比べて休みがとりにくいということはなさそうです。

手術の場合も緊急性があるものは少なく、あらかじめ日程が決まっていることが多いと考えられるため、自分のプライベートも予定の組み方次第では充実したものとなるのではないでしょうか。

また、施設によりますが育児をしながら仕事を継続している人も多く、週に数回の外来診療など働き方を選べば子育て中でも子育てと両立して働くことができるでしょう

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