放射線科医の平均年収っていくら?放射線科医の年収の推移と仕事内容

最終更新日:2017.09.05
放射線科医の平均年収っていくら?放射線科医の年収の推移と仕事内容

平成19年(2007年)に文部科学省が提唱した「がんプロフェッショナル養成プラン(がんプロ)」に基づいて、様々な取り組みや改善が行われています。

その影響か、近年では放射線科医は増加傾向ですが、今後のニーズに対応するにはさらに増やす必要があります。

ここでは、放射線科医の平均年収の分布や、QOLを意識した働き方、2,000万円以上の年収を得るためのポイントなどをまとめました。

 

放射線科医の年収の推移

弊社調べによると、放射線科医の平均年収は約1,300万円であることが分かりました。

以下の図をご覧下さい。こちらのグラフは弊社サービス「Dr.転職なび」の掲載求人の年収上限額を度数分布で表したものになります。

放射線科 年収 上限

こちらのグラフから年収1,401万円~1,600万円を上限とする求人が57%と最も多く、放射線科の平均年収である1,300万円と近い事が言えます。

年収2,000万円以上を上限とする求人が30%である事から放射線科医が年収2,000万円以上目指すのは不可能ではないと言えるでしょう。

しかし、放射線科医の平均年収が1,300万円であるという事と、全体的に見て年収2,000万円以得ている医師は少ないので、放射線科医が年収2,000万円以上を得るのは非常に難しいと考えた方が良いでしょう。

豊富な臨床経験数や特別な医療スキルを習得しいる、地域偏在で放射線科医が不足しているなど医師として特殊なステータスがある場合、年収2,000万円以上を得ることはできるかもしれません。

 

次に放射線科医の地域別の平均年収を見ていきましょう。

放射線科医 地域別平均年収

全体的に見て、平均年収が1,200万円を下回っている地域はないようです。ただ地域によってバラつきが見て取れます。

北海道・四国地方が比較的平均年収が高く、次いで東北・関東・中部となっています。

放射線科医の平均年収である約1,300万円以上を得たいというお考えの際は、上記の地方で求人を探すのが良いかもしれません。

 

最後に地域別の求人数割合を見ていきます。

放射線科 地域別求人数

関東・関西・中部を中心に求人数が集まっている事が分かります。

この3つの地域の中で最も平均年収が低いのは関西で、関東・中部は放射線科医の平均年収1,300万円以上であるため、この2つの地域で求人を探すと給与を含む好条件の求人を巡り合えるかもしれません。

給与をそこまで重要視しておらず、勤務内容や当直・オンコールなど他の条件を重要視しているのであれば関西地域を視野に入れても良いかもしれません。

最も平均年収が高い北海道地域ですが、放射線科の全体の求人数の4%程度しかないため、高年収ではあるが、他の条件が合わないなど、自信に合った求人を探すのは難しいかもしれません。

北海道地域の年収が高い要因として医師偏在の問題が考えられるでしょう。給与は高いが、その分ハードワークの可能性があるため、一度求人内容を隅から隅まで確認する必要があるでしょう。

 

弊社サイトの求人情報から放射線科医の年収について紐解いてきました。

あくまでこれらの情報は求人に掲載してある情報ですので、実際の転職では異なる場合もございます。

ご自身の職務経歴や希望する勤務内容などで年収も変化します。

転職にご興味があり、具体的に今と比べてどのくらい年収が上がるのかといった事が知りたい医師の方は一度医師転職サイトに登録し、医師転職専門の転職エージェントに相談してみることをオススメします。

エージェントに相談することで具体的な転職プランを立てることが出来、その後のキャリアプランの組み立てがしやすくなることでしょう。

次では、他診療科と比べて放射線科医の年収は高いのか低いのかについて説明致します。

 

放射線科医の年収は他科と比べてどうなの?

ここでは放射線科医の年収を1,000万~1,400万円くらいとして、他科と比較してみましょう。

平成27年(2015年)の厚生労働省の調査によれば、40歳の勤務医の平均年収は1,098万円と発表されています。

一般内科では1,200万~1,500万円、一般外科では1,200万円ほど、総合診療では1,200万~1,400万円ほどです。診療科全体の平均年収は1,300万~1,500万円くらいと言われています。

医師が増加傾向にあるリハビリテーション科の年収は1,200万円~1,400万円くらい、比較的高額である麻酔科の年収は1,400万~2,000万円ほどです。

勤務する医療機関にもよりますが、他科と比較しても放射線科の年収は決して低いとは言えません。

 

放射線科医のQOLはどうなの?働き方は?

放射線科は画像診断部門と放射線治療の部門に分かれ、それぞれ働き方が変わってきます。

放射線治療医の場合は当直やオンコールがある職場になりますが、画像診断の仕事はハードな束縛がないことが多く、QOLを意識した働き方ができると言えます。

実際の求人も読影と画像診断の内容が多く、当直がない職場がほとんどです。放射線科医の具体的な働き方を見てみましょう。

放射線科専門医の取得可能施設

専門医取得を考える医師は、まず指定された医療機関で経験を積むことをおすすめします。

「放射線科専門医」を取得した後に「放射線治療専門医」や「がん治療認定医」などを目標とし、画像診断の場合は「放射線診断専門医(画像診断専門医)」や「IVR(Interventional Radiology)専門医」や「核医学専門医」を目指す医師もいます。

資格取得に必要な研修をこなし、少々ハードでな現場であることも念頭に置いておきましょう。

 

地域の一般病院

読影件数はさほど多くないため、自分のペースで進められます。

画像診断を専門とする放射線科医に向いていますが、読影だけではなく健診業務も平行して行う場合もあります。

年収よりもQOLを重視するのに適している職場です。

非常勤やアルバイトで遠隔の読影も可能ですが、平成26年(2014年)に導入された診療報酬改定により、徐々に常勤の画像診断医を雇う方向に変わると考えられます。

 

読影専門のクリニック

専門のクリニックでは読影のみの仕事を行い、働き方は2通りあります。

常勤として決められた時間内で決められた数をこなすケースと、フレックス制で指定された分をこなすケースです。

女性医師が出産などで復帰した後も、働きやすい職場として人気があります。

 

健診や人間ドック部門

施設によって業務は異なりますが、X線はもちろん、CTやMRIに加えて、マンモグラフィーやPETの読影のスキルを求められることもあります。

人数の関係で、放射線科医が問診や巡回などの業務を行う施設もあります。日勤で当直がないため、QOLが保ちやすい職場として人気です。

放射線科は、他科にはない働き方が魅力と言われます。非常勤で働く場合は日給8~10万という好条件もあります。

また、フリーランスとして複数の施設で画像診断を行う女性医師もいます。働き方は自由な反面、やった分だけ評価されるので経験や実力がものを言う職場でもあります。

 

放射線科医が年収2000万円を目指すには

ここまで放射線科医の平均年収や他科との比較、様々な働き方を見てきました。

若い医師の中には、目標として2,000万円を掲げる人も多いでしょう。

先にご紹介したとおり、東北や北海道地域では、年収2,000万円を提示している医療機関が多く見られます。

転居することに抵抗がなければ、地方への転職を視野に入れる方法があります。放射線科は、全診療科の中でも特に地方の年収が高い傾向にあります。

また、すい臓がんや乳がんなどの高度な読影ができる画像診断の専門医は重宝され、年収2,000万を提示される確率が高くなります。

高齢化でがん患者が増えている国内では、今後は読影ができる画像診断医のニーズが高まると予想され、実力に応じて年収がアップすることも期待できます。

一般的には、放射線科の求人は少なめで、画像診断の仕事がメインになります。

放射線治療を重点的に行うには、大規模の病院や専門のクリニックなどの欠員を待つしかなく、空きが出てもすぐに埋まってしまう状況です。常に情報を集め、転職活動ができるようにしておきましょう。

貴重な情報を素早くチェックするには、転職サイトやエージェントへの登録をおすすめします。

それぞれの希望に合った求人だけでなく非公開の案件も紹介し、専門のスタッフが転職を有利に支援してくれます。

また、近年では画像診断で開業・起業する人が注目されています。中には年間10万件以上の読影を受ける開業医もおり、当初は赤字でも軌道に乗れば高額の年収が期待できます。

さらに、九州では地域や企業と連携して画像診断専門のベンチャー企業を興した医師もいます。

ITの技術が進み遠隔読影ができるため、時代に沿った変化とも言えます。開業に向けてのセミナーも各種行われていますので、気になる人はぜひ調べてみてください。

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