血液内科医・腫瘍内科医の平均年収っていくら?年収の推移と仕事内容

最終更新日:2017.09.05
血液内科医・腫瘍内科医の平均年収っていくら?年収の推移と仕事内容

血液内科は血液や骨髄、リンパ腺に起こる疾患、特に様々な貧血や出血傾向、血液やリンパ腺のガン(白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫)などを担当する診療科です。

血液内科を標榜している施設数そのものが少ないため、募集自体はさほど多くありません。求人は300床以上の病院やがん拠点病院などに限られています。

厚生労働省が実施している「必要医師数実態調査」(平成22年)によると常勤の血液内科において追加で必要な医師数は231人と言われています。内科系では最も少ない診療科となっています。ちなみに最も多いのが一般内科の3491人になります。

また、血液内科の医師数は約1700人で内科系では最も少ない診療科になります。求人情報を見てみると多くの求人が地域の中核病院で、大都市圏に求人が集中しやすい傾向にあります。

専門性が高く、患者数自体は比較的少ないため、血液内科を標榜している医療機関は大学病院や地域の中核病院、人口が多い地域に集中しているといえるでしょう。

開業して年収を上げるというのが医師の一般的な年収アップの方法ではありますが、血液内科での開業はなかなか難しいのが現状です。

しかし、血液内科への転職の場合、転職する事でキャリアアップにつながったと実感する医師が多い診療科であることも事実です。

専門性を武器として総合内科医に転身することも可能ですし、長い目で見て自分のキャリアにとってプラスになる診療科と言えるのではないでしょうか。

今回は血液内科医の年収について説明していきたいと思います。

血液内科医・腫瘍内科医の年収の推移

弊社調べによると、血液内科医の平均年収は約1,350万円であることが分かりました。年収1,300万円~1,400万円の間に集中している傾向があるようです。

血液内科の求人は他の診療科と比べると数が少ないため、他診療科と比べると転職頻度はあまり高くないようです。

このような現状から、血液内科は決して転職しやすい診療科とは言えないようです。

 

以下の図をご覧下さい。こちらのグラフは弊社サービス「Dr.転職なび」の掲載求人の年収上限額を度数分布で表したものになります。

血液内科 年収上限

こちらから年収1,401万円~1,600万円を上限とする求人が36%と最も多いことが分かります。

血液内科医の平均年収が1,350万円であることから転職による年収アップは1,600万円程度であれば期待出来るでしょう。

さらに、1,601万円~1,800万円を上限とする求人が21%程度であることから血液内科医として年収1,800万円を目指すのは難しくないのかもしれません。

年収2,000万円以上を上限とする求人は29%と比較的多く、血液内科医が年収2,000万円以上を目指すのは不可能でないことが分かります。

しかしこれはあくまで掲載している求人の年収上限であるため、入職次点で年収2,000万円程度の収入を得ることはほぼないでしょう。

豊富な臨床経験数や最先端の医療スキルを習得している、入職後の勤続年数が10年以上など特別な理由がなければ年収2,000万円以上を得る事は難しいでしょう。

 

次に地域別の平均年収について見ていきます。

血液内科 地域別平均年収

地域によって平均年収にバラつきがあり、関東が最も平均年収が低いことが分かります。

平均年収が1,500万円以上となっている地域は北海道・東北・中国・四国となっており、年収UPを目的とした転職であれば以上の地域を中心に求人を探すと良いかもしれません。

特に北海道の地域が平均年収が高く、北海道を重点的に探すと大きく年収UP出来るかもしれません。

 

最後に地域別の求人数割合を見ていきます。

血液内科 地域別求人数

こちらから全体の33%の求人が関西地方で、次いで関東・中部地域に求人が集中しています。

こちらの3つの地域は平均年収が比較的高いわけではないため、年収UPを目的とする転職であるならばこれらの地域での転職は向いていないかもしれません。

平均年収が1,500万円以上の北海道・東北・中国・四国の地域はどれも全体5%以下程度しか求人数がなく、希望する条件の求人を見つけるのは非常に難しいでしょう。

以上のことから地域を選ばずに年収UPを目的とする転職であれば、北海道・東北・中国・四国地域を中心に求人お探しになると良いでしょう。

QOL向上など年収以外の条件で転職したいのであれば、関東・関西・中部の求人数が多い地域で求人をお探しになると良いでしょう。

 

また、血液内科の求人は、一般内科を兼務するものと専門性を重視するものと2通りがあります。

それに伴い、血液内科への転職を検討される場合には、求人先となる医療機関のニーズをよく把握し、確認した上で転職する必要があると言えます。

 

血液内科医・腫瘍内科医の年収は他科と比べてどうなの?

血液内科・腫瘍内科の医師の年収は他の内科と変わらず全国の医師の平均程度となっており、年収1300万円〜2000万円程度が相場であると言えます。

この中で、外来をメイン業務とする場合や、当直の有無などにより異なると言えるでしょう。

(参考サイト:専門医局血液専門医求人一覧

 

血液内科医・腫瘍内科医のQOLはどうなの?働き方は?

血液内科医のキャリアとしては、大学病院や日本血液学会研修施設に指定されている医療機関に所属して移植医療やあらゆる血液疾患の幅広い症例を数多く経験し、高度な知識や技術を習得して血液専門医の取得を目指すもしくは、海外の大学院に留学して研究の道に進むなど様々です。

学会発表や論文発表を積極的に行い研究分野で活躍するという道もあります。

血液内科は悪性腫瘍の検査から治療まで行います。急変が起こるかもしれない患者を対象にすることが多いため、重篤な患者の全身管理を怠らず、日々の変化にも柔軟に対応できるような観察眼を身に付ける必要があります。

重篤な患者を診療することが多い為、過酷なイメージを持つ方もいますが、血液内科医の働き方は様々であるので医療機関によって異なると考えられます。

医師が臨床に専念できる為の施設やスタッフが揃っている病院は働きやすいと言えるでしょう。

転職をする上で医療機関と医師本人のニーズの一致が最も重要な要素であると言えるでしょう。

血液内科医として専門に特化した診療を行いたいのか、プライマリーケアを中心とした一般内科標榜で血液内科の専門として勤務するのかにより大きく働き方も変わってくるでしょう。

専門医資格取得が可能な総合病院での求人や地域の中核病院での求人がメインとなりますが、まれにクリニックの求人や老健施設での求人もあるようです。

ご自身の働き方に合う医療機関を吟味することから始め、良い求人がある場合は転職を検討されてみてはいかがでしょうか。

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