外科医が年収2000万円以上稼ぐにはどうすれば良い?(外科医の平均年収付き)

最終更新日:2017.09.05
外科医が年収2000万円以上稼ぐにはどうすれば良い?(外科医の平均年収付き)

数多くある診療科の中、高額年収の診療科の一つとして真っ先に上がる外科。外科医はオペスキルといった専門的な医療知識・技術が求められ、

患者の命に最も近い立ち位置にいる診療科であると言えるでしょう。

それだけに外科医は高額年収を保証されているといったイメージを持たれるのは、当然かもしれません。

しかし、医師の在籍する医療機関の種類や規模によって外科医の年収事情は違います。

今回は高年収のイメージが強い外科医の実際の年収に着目し、本当に高年収なのか、外科医が年収2,000万円を稼ぐことは可能なのか紐解いていきたいと思います。

勤務医の外科医の年収を見てみる

一般外科医の平均年収は弊社サービス「Dr.転職なび」の求人情報等から約1,500万円であることが分かりました。

こちらのグラフをご覧ください。弊社サイト「Dr.転職なび」の掲載求人の一般外科医の年収上限の分布図になります。

一般外科 年収上限

こちらのグラフから年収2,000万円以上を上限とする求人が47%と約半数あることが分かります。

このことから一般外科医として年収2,000万円以上を目指すことは不可能ではないことが分かります。

しかし勤務医で年収2,000万円以上を稼ぐには最先端のオペスキルを習得している、医師としての職歴が長く、臨床経験数が非常に豊富であるなど医師として特別なステータスがなければ難しいでしょう。

年収1,4000万円から年収1,800万円を上限としている求人も多く、年収1,400万円以下を上限としている求人が2%しかない事から、年収が低い診療科ではないことが推測出来ます。

 

次に一般外科医の年収下限の分布図を以下に示します。

一般外科 年収下限

こちらのグラフから年収1,400万円から年収1,600万円を下限とする求人が30%あることが分かります。全体の3割の求人が最低年収を年収を1,400万円としていることから外科医として1,400万円以上を稼ぐのは比較的難しくないのかもしれません。

また、年収2,000万円以上を下限とする求人が14%あることから、年収2,000万円以上を確約している求人もあることが分かり、一般外科の求人の年収の水準は高いと言えるでしょう。

 

次に地域別で見た一般外科の平均年収を見ていきます。

一般外科 地域別平均年収

地域別で見ると多くの地域が外科医の平均年収である1,500万円近辺であることが分かります。(※中国地域に間しては若干1,500万円を下回っています。)

北海道・四国地域は平均年収である1,500万円を大幅に上回っているため、これらの地域を中心に求人をお探しになると、高年収の求人に巡り合える可能性が高いでしょう。

 

最後に地域別で見た一般外科医の求人数割合を見ていきましょう。

一般外科 地域別求人数割合

こちらのグラフから、関東地域に全体の23%の求人があることが分かります。次いで中部に22%、関西に20%となっています。

やはり人口が多い都市圏に求人が集中していることが分かります。そのため、QOLなど年収以外の条件で求人をお探しになる場合は求人数が多い都市圏でお探しになると良いかもしれません。

また、平均年収が高い北海道・四国地域は求人数が全体の10%なため、年収は高いが勤務内容が希望と違うなど、ニーズにぴったりと合う求人を見つけるのは難しいかもしれません。

 

一般外科医の年収について紐解くことで、高額であることが分かった一般外科医の年収ですが、実際はどうなのでしょうか?

上限は年収2,000万円以上、下限は年収1,000万円以下と設定されている年収の幅が広すぎる求人も中にはあります。こうした背景から外科医は勤務年数のみでなく、オペスキルなどの実践的スキルを非常に求められ、これが年収に大きく左右する可能性のある診療科と言えるでしょう。

同じ外科医でも、役職によって変わる場合もあります。院長・部課長クラスになると2500万円以上という求人もあるようです。

 

勤務先によって外科医の年収はさまざま

まずは、医療機関ごとの外科医の年収の違いを見てみましょう。

大学病院の勤務医は、科目ごとの年収の違いはあまりないようです。

厚生労働省の調査では大学病院の外科医の平均年収は1456万円、民間病院での外科医の平均年収は1544万円程度となっており、民間病院の平均年収が大学病院に比べて平均年収が若干高いことが分かります。

クリニックでは平均年収がおよそ1222万円でした。このことから医療機関によってバラつきがあることが分かります。

こうして比較すると、勤務医のうち最も平均年収が高いのは、民間病院に勤務する外科医ということになりそうです。

ちなみに平成23年度の臨床研修医の平均年収は、厚生労働省の調査によると、1年次で約435万円、2年次では約481万円でした。

(参照元サイト:厚生労働省「平成27年度・医療実態経済調査」

 

他診療科に比べて外科医の年収はどうなの

次に他診療科と比べて外科医の年収は高額なのかを見ていきます。

まずは手術による外的治療を行う外科とは対極的に、投薬による内的治療を行う内科医。

全国にいる医師のうち、最も多い医師数を誇る内科医の平均年収は、1464万円でした。

内科医の働き方・年収についてまとめた記事がございますので、詳しくはこちらをご覧ください。

次に眼科の平均年収は1400万円となっております。⇒https://doctor-agent.jp/howto/6382/

眼科はレーシック手術などの需要が増加したため、クリニックや医院などの開業医として高収入を得ているケースもあるようです。

眼科医の働き方・年収についてまとめた記事がございますので、詳しくはこちらをご覧ください。

続いて、耳鼻咽喉科の平均年収は1500万円のようです。

耳鼻咽喉科の患者も子供から大人まで幅広い層が来院することから、開業医は高年収になる傾向があるようです。

このことから、他診療科と比較すると外科医の平均年収は高いが、飛躍的に高いわけではない事が分かります。

 

また、外科という領域も、専門分野によってさらに細かく診療科が分類されています。

診療する部位の違いで科目が振り分けられますが、平均年収も違っているのでしょうか?

各外科の平均年収についてまとめた記事がございますので、ご興味がある方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

外科の勤務医が年収2000万円になるには

では平均年収1000万円である外科医の中、年収2000万円を実現している外科医の方はいったいどのような方なのかをひとつずつ紐解いていきましょう。

弊社の医師の人材紹介サービスにおける過去の転職事例や医師との面談内容から多くの外科医が年収1500万円から2000万円以上を希望している傾向が強い事が分かっています。

弊社の過去の事例から年齢別での外科医の給与面を見ると40代から年収2000万円以上取得する外科医がちらほらと現れ、年齢に応じて徐々に年収2000万円の外科医の割合が増加する事が分かります。地域別で見ると都心に高年収の外科医が集中しています。

また、勤務施設や診療科目によって大きく変化します。例えば、大学病院か民間病院かで年収の差は大きく開きます。

大学病院にも国立と私立の二つがあり、特に国立の大学病院の年収は約600万円程度で、講師や助教など昇格すると年収800~1000万円代になると言われています。

この事から年収2000万円以上稼ぐ外科医は、民間病院や開業医の場合がほとんどで若い年代から年収2000万円を稼ぐ場合はクリニックの開業・民間病院での相応の労働量が必要であるという事が分かります。

現在大学病院に勤務している外科医の方は医師向けの転職サービスを活用して民間病院へ転職する事で少なくとも年収UPを実現出来る可能性が高い事が言えます。

 

外科の開業医なら簡単に年収2000万円を目指せる?

前文で実際に年収2000万円を稼いでいる外科医は40代以降の民間病院の勤務医もしくはクリニックなどの開業医が多いと説明しました。

しかし、実際にどの年代・診療科目でも年収2000万円以上を目指す事は出来るのでしょうか?

端的に結論を申し上げると「目指す事は十分に出来る」となります。

厚生労働省の調査によると開業医の平均年収は勤務医の1.7倍と言われていて、数字だけで見ると開業医は年収Upを狙いやすいと言えます。

しかし実際に開業をする際、平均年収2000万円を目指す場合に必要なものは何かについてはまだ触れていません。

ここでは実際に開業を行うために必要・準備すべき事について列挙したいと思います。

医院やクリニックを開業する為に必要な資金は土地・設備等から最低4000万円以上が必要と言われており、資金額は決して安いとは言い切れません。

ゆえに資金が足りず断念する若い年代の外科医が少なからずいる事が推測出来ます。また、外科医自身の能力や経験不足も開業を断念する要因の一つとして挙げられます。

実際に開業し、経営を安定させるためには経営者的視点から物事を見る力が必要不可欠となります。

治療に関する知識のみでなく、経営に関する知識が必要不可欠な為、きちんとした経営のスキルを持っていなければクリニックの成功は見込めず、目標の年収2000万円も厳しいものとなってしまいます。

結論としては、【年収2000万円以上稼ぐ事は十分に可能であるが、膨大な資金と経営に関するスキルがかなり要求される】となり、可能性は十分にあるが、大きなリスクを伴う為、開業を始めるほとんどの外科医はある程度医師としての経験を積んだ40代以降の外科医が多いという事が推測出来ます。

 

外科医の年収についてのまとめ

外科医の平均年収が1000万円程度で、さらに年収2000万円以上を希望している外科医が非常に多い事が分かりました。

そして実際に年収2000万円以上稼いでいる外科医がどのような人なのか、年収2000万円以上になる為にはどのような手段を取るべきかに着目し、それぞれについて述べてきました。

最後に外科医の年収を上げる方法として民間病院で経営陣として勤務する、もしくは医院やクリニックを開業する2種類がある事がわかりました。

勤務医・開業医ともに40代後半の外科医が年収2000万円を稼いでいる事から20~30代などの若い年代から年収2000万円以上稼ぐのは難しいと言え、勤務医の医師としての知見を十分に蓄えた後に開業をするというのがベターな流れであるという事が言えます。

しかし可能性はゼロではなく、経営スキルや膨大な資金源がある場合は若い年代から開業するという選択肢も考えられると思います。

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