研修医の年収はいくら?研修医の財布事情をまとめてみました

最終更新日:2017.10.27
研修医の年収はいくら?研修医の財布事情をまとめてみました

医学部で6年間学んだ後、国家資格に合格し晴れて「医師」の資格を手にした研修医の皆さんは、夢や希望に胸を躍らせていることでしょう。

研修先での仕事の進め方や医療技術の習得はもちろん大切ですが、やはり社会人としては年収が気になる…というのは本音ではないでしょうか。

ここでは一般的な研修医の年収、研修医としての仕事内容や研修後の年収などをまとめました。 

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まず、初期研修医の年収っていくら?

初めに気になる初期研修医の平均年収から見てみましょう。

資料によってかなり数値が異なるので、あくまでも目安として参考になさってください。

また、初期研修中は、ローテートとなりますので、診療科目別による年収の差はありません。

 

初期研修医1年次の平均年収

大学病院では約300万円(約20万円~30万円/月)

臨床研修病院では約450万円(約30~40万円/月)

さらに、最低~最高の年収額を見てみると大学病院では約185万円~約420万円と大きな開きがあり、臨床研修病院でも約230万円~約950万円と差があります。

厚生労働省の平成19年度(2007年)の報告によると、1年次の平均年収は413万円、また平成23年(2011年)の平均年収は435万円と算出しています。 

 

初期研修医2年次の平均年収

大学病院では約310万円(約25万円/月)

臨床研修病院では約500万円(約41万/月)

2年目になると少しアップし、最低~最高の年収額を見てみると大学病院では約185万円~約450万円、臨床研修病院では約240万円~約1,000万円とかなり大きな差があります。

研修医2年目の年収の平均は約466万円という資料もありますが、厚生労働省の平成23年(2011年)の調査では481万円と報告されています。

 

研修医の年収はどう推移してきた?

研修医の年収については、過去に大きな動きがありました。医学界を鋭い視点で描いた山崎豊子さんの「白い巨塔」を読まれた人も多いことでしょう。

小説が発表された1960年代当時、研修医の給料は無給に近かったと言われています。足りない分はアルバイトで補い、激務のあまり体を壊す例も多く見られました。

平成15年(2003年)の時点でも、研修医の平均年収は265万円、月額にするとわずか20万円ほどという報告があります。

こういった状況に大きな変化が起こったきっかけは、平成16年(2004年)の新臨床研修制度導入です。

日本の医療にとっても大きな転換となったこちらの制度では、初期研修医はアルバイトを禁止され、研修に集中することを求められています。

その中で、厚生労働省は初期研修医に対して「月額30万円」の収入を基準とするよう研修病院に求めています。

ご存じのとおり、初期研修医制度の導入で、当たり前に研修医が入ってくるというそれまでの常識が変わり、研修医獲得のために病院が努力をしないといけない状況を作りだしました。

その努力の一つとして、高い水準の給与を用意する病院が増加した影響もあり、平成16年(2004年)の平均年収は365万円に上がったと報告されています。

後の平成21年(2009年)に厚生労働省が1,072施設の臨床研修病院で行った調査によると、研修医1年目の平均年収は410万円という結果が出ています。

しかし、一方で年収が700万円を超える施設が26箇所あり、最高では1,075万円の年収を支払っているという事実が判明しました。

最も低い年収である204万円との差が大きすぎるとして、厚生労働省は平成23年(2011年)から年間720万円以上の給料を支払う病院には補助金を減額する方針を固めました。

その年に全国の1,038箇所の臨床研修病院を調査した結果、平均年収は435万円になったと報告されています。

 

研修医って大変なの?期間は?

最後に「研修医」についておさらいし、現在の研修医の状況やその後の収入について見ていきましょう。

医学部を卒業して医師国家資格に合格した後の2年間は、「初期臨床研修医」として大学病院や臨床研修病院で具体的な知識や技術を学びます。

たいていは1年目に救急や外科、内科、麻酔科など幅広い医療現場の研修を受け、2年目に希望する科でより実務的な内容を学んでいきます。この1~2年間は研修に集中するため、病院が用意する宿舎で生活するパターンが多く見られます。
一般に初期研修医の仕事としては、朝早くから出勤してカルテのチェック、カンファレンス、病棟の回診、カルテ記入、外来、外科の場合は手術の手伝い、勉強会、日によっては当直もあり多忙を極めます。

実際のところ、研修医の仕事量は報酬に見合っているのか気になりますね。平成17年(2005年)に厚生労働省が行った「臨床研修病院及び臨床研修医に対するアンケート」によると、病床数が多い病院ほど処遇や待遇、プログラムに「満足していない」と答えた率が高くなっています。

果たして、この不満は研修期間を終えると解決するのでしょうか。

初期研修終了後の3~5年目までを一般に「後期臨床研修医」や「専修医」と呼び、初期研修を終えた医師たちは、自分の進みたい科でさらに勉強を重ねます。

勤務先によって異なりますが、大学病院の場合の年収は400万円くらい、市中病院の場合は500万円くらいというデータがあります。また、アルバイトを認められている場合の年収は700万円~1,000万円に届く例もあります。

安定して平均年収が1,000万円に落ち着くのは、医学部を卒業してからおよそ5年~10年後と言われます。年収だけがすべてではありませんが、目標として定めることはできそうですね。

研修医の年収について見てきました。一般的な数値や過去の推移、研修後の年収なども参考になったでしょうか。

医療界の担い手として期待される研修医の皆さんは、将来どういった診療を目指すか、人生の最大の目標をどうするかなど、考えておく内容がたくさんあります。

年収だけにとらわれず、幅広い視野で自分に合う研修先を選び、高い志を持って挑まれることを望みます。

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