元事務長に聞く!医師の転職のコツ

最終更新日:2017.09.07
元事務長に聞く!医師の転職のコツ

株式会社エムステージには、前職は医療機関の事務長というエージェントがいます。そこで今回は、事務長がどんな思いで医師と接しているのか、そして採用時にはどんな点に注目しているのかを聞いてみました。

事務長の仕事は「毎日が接待」だった!?

─医師が入職するにあたって、事務長の仕事とは?

勤めていた医療機関は、オーナーである理事長の下に院長と事務長がいるという組織構造だったので、事務長の裁量は大きかったですね。老人保健施設に有床クリニック…複数の施設を持っていたので、採用ひとつとっても、それぞれの紹介会社の担当窓口を決めていたくらい忙しかったです。

でも、事務長の本来の仕事は「先生に医療に専念していただく環境づくり」。転職時には、もちろん予算どりなど内部の事務作業も行いますが、先生の住まいの手配からクルマの用意、引っ越し手続きのお手伝いなど、スムースに転職していただけるよう手配に全力を尽くします。

 

─それ以外の事務長の仕事とは?

何よりも大切なのは、毎日の仕事。人間のモチベーションは、意外と些細なことで左右されます。そこで、先生に医療以外の心配をさせないよう、先生の嫌いな食べ物を把握したうえで食事を用意したり、送り迎えをしたり、院内でも必要なタイミングで白衣を用意したり…細かな配慮が欠かせません。先生には、常に接待をしている気持ちでいました。

 

─毎日が接待!?

「毎日が接待」です。多少の温度差はあっても、どの医療機関でも事務方は先生を大切にしていると思います。秘書をつけるところもありますし、これも「医療に専念していただく」ための配慮ではないでしょう。

 

病院見学のときに、反対に事務長が見ているのは…

─事務長のとき、採用時はどこを見ていた?

入っていただいたら「毎日が接待」という気持ちで臨む相手ですから、「長く働いていただけそうか」という点は特に重視していました。そのため、面談時には「病院見学」をお願いしていましたね。病院見学の時間は、医師が病院をチェックする時間であるとともに、事務長にとっても医師の普段の様子を察するために大切な時間です。

こちらが提案する前に、先生ご自身から病院見学の希望をいただいたときや、使用する機械やスタッフについて質問を受けたときは、「病院に興味を持ってもらっているんだな」と思えて好感度が高かったです。反対に、病院見学中に住宅手当などのお金に関する質問しか出ないと「お金にしか興味がないんだな…」という印象を拭えませんでした。

 

─スタッフに興味を持つことが大切?

医師同士のトラブルよりも職員とのトラブルが原因で、医師が辞めてしまうケースが多いので、スタッフとコミュニケーションが取れることはとても大切ですね。どんなに高い技術をお持ちでも、職員とうまくやっていけないと活躍していただくことは難しいので…。

医局の雰囲気も大切だと思いますが、実際に一緒に仕事をする相手は、ナースや事務方です。医局にしか興味がないということは、「暇な時間をどう過ごすか」だけを気にしているように感じてしまいます。

 

事務長から見た「医師の転職成功の秘訣」とは?

─医師の転職成功の秘訣は何だと思う?

毎日付き合っていかなければならない相手は事務方なので、事務のスタッフやナースをチェックすることは大切だと思います。事務長がしっかりしている医療機関を選ぶというのもひとつの手ですね。

 

─病院によって、向き不向きはあると思う?

院長先生がオーナーである病院は、向いている先生と向かない先生がいらっしゃると思います。点滴を例にとると、先生が「この患者さんには、こちらの成分の方が適している!」と思った場合でも、トップダウンの傾向が強いオーナー法人だと、「在庫のある点滴を使って」と言われて先生の意向が通らない可能性があります。

 

エージェントは「先生のキャリアと人生」に責任を負う仕事

─事務長からエージェントになってみて思うことは?

先生のキャリアや人生に対しての責任を感じます。転職の一歩先を確実に見据えなければならない…という緊張感がありますね。「オペをやりたい」という先生がいらした場合、オペナースや補助できる医師がいるかだけでなく、そうした環境が今後も続くのかまで確認するのが、エージェントの仕事だと強く感じました。

 

─転職活動中の先生に対して思うことは?

医療機関は、私たちエージェントからしか先生の情報を得られません。そこで、先生のご希望など、思うところは全てエージェントに伝えてもらえたら嬉しいです。例えば、煙草が嫌いなのに当直室が喫煙だったら、それだけで出勤するのも嫌になってしまいますよね。先生ご自身にとっては、些細なことや当たり前のことであっても、お聞きして初めて手が打てることもたくさんあるので。

それほど心を開けるエージェントにめぐり会うのは難しいかもしれませんが、「この人なら!」と思えるエージェントに会ったときは、取り扱い求人数などは二の次で良いと思います。

─エージェントの上手な使い方とは?

金額交渉などはエージェントに任せて、先生は「この医療機関に行きたいか、行きたくないか」ということころに、神経を集中することではないでしょうか。まずそれが決まらないことには、実際に金額の話まで進みませんし、医療機関側が「予算を上げてでも、この先生になら来て欲しい!」となることもあります。しかし、全ては、医療機関側と会ってみないことには始まりません。

興味を持ったところに積極的に面談に行ってみて、交渉事はエージェントに任せる。エージェントには些細なことでもとりあえず希望を伝えて、エージェントから周辺情報を引き出す。それに加えてご自身でも情報を集めると、よりバランスの取れた転職活動ができると思います。

情報協力

首都圏エリア 常勤担当 エージェント 山崎 愛美子

このエージェントに関する詳細はこちら

\いまの年収に満足していますか?/

年収1,800万円以上、高額求人多数!
希望の条件で、まずは検索!

検索はこちらから